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海が見える宿で体験する非日常!マホロバ・マインズ三浦が提供するユニークなコンセプトルームとは?

東京からわずか1時間ほどの首都圏近郊にありながら、開放的な大海原の眺望を満喫できる宿、マホロバ・マインズ三浦。

中高年の方の利用が多かった同ホテルですが、2017年から順次オープンしている個性的なコンセプトルームが好評を博し、若者層やファミリー層のお客様の数が年々増えてきています。

今回のお宿紹介では、マホロバ・マインズのユニークな取り組みとその狙い、効果についてご紹介します。


1.2017年より、通常客室とは趣の異なる個性的なコンセプトルームを順次開発

新たな客層の開拓は、どの旅館ホテルでも大きなテーマのひとつです。マホロバ・マインズ三浦も例外ではなく、中高年層のお客様だけでなくファミリーを含めたより若い客層の取り込みを大きな課題としていました。

また最も小さい客室で64㎡からと、他のホテルに比べても広い客室を有するマホロバ・マインズ三浦では、この特徴を活かして「ご家族全員が一緒にゆったりと過ごせる」というメリットをファミリー層や若い世代に知らしめていきたいとの想いを抱いていました。

この方針を具体化したのが、2017年4月に最初にオープンしたコンセプトルーム「ティアラルーム」と「アリスルーム」です。
「自分が物語の主人公になれる」というイメージで統一したこの部屋の狙いは、子どもが行きたいと感じることによってファミリー層を拡大することにありました。

他のホテルなどでも個性的な客室を提供するために様々な取り組みを展開していますが、それらの多くが通常の客室をベースとした期間限定での商品プランであるのに対して、マホロバ・マインズ三浦のこのお部屋はユニークなコンセプトをもとに客室そのものをリニューアルし、通年稼働させているのが大きな特徴となっています。

最初のコンセプトルームとなったこの2室に続き、同年7月にはまったく趣の異なる「コカ・コーラルーム」も新設。この取り組みが旅行市場において大きな反響を呼んだことが、それ以降今日まで続くコンセプトルームのシリーズ展開における礎となりました。

2.スタッフが自ら創り上げた個性的な客室の数々が、新たなマーケット開拓に大きく貢献

現在のコンセプトルームのラインナップは、計11室。

これらの企画・立ち上げに際して特筆すべきなのが、テーマ設定から部屋の趣向・装飾などのコンセプト表現などまでを、スタッフ自らが考案・検討し、すべてを自分たちで作り上げていること。

ふだん商品プランや広告に携わる業務に従事しているスタッフはもちろん、それ以外のスタッフも自ら積極的にアイディアを提案するなど、部署を横断して自由かつフラットに企画に参画する体制が根付いています。

テーマ決めから小物集めなどに至るまで、客室を一から作り上げることに参画し、さらには完成お披露目後の客室の管理などを含めると、通常の部屋とは異なる苦労もあるとのことですが、コンセプトルームの存在は、新規マーケットの開拓にとどまらず、社内的にもあらゆるスタッフが自らクリエイティブな仕事にチャレンジする価値ある機会ともなっているそうです。

また現場スタッフが関与していることもあって、コンセプトルームの開発期間もごくスピーディ。新規テーマが決定してから、早ければわずか数ヶ月ほどの期間で客室がお披露目できる状態にまで仕上げているのだそうです。

こうしたコンセプトルームはいずれも1日1室限定での提供となるため予約も早いもの勝ち。プラレールを設置した「トレイン&ファミリールーム」など人気のお部屋はすぐに売り切れてしまうこともあって、今後もさらに拡充していきたい気持ちもあるそうです。

<各ルームのご紹介>

●0~2歳のお子様連れ限定コンセプトルーム(2室)

赤ちゃんとの旅行デビューや3世代でのお泊りに最適です

●3歳~未就学児連れ限定コンセプトルーム

男の子も女の子も楽しめるキッズルームです

●お子様向けコンセプトルーム
電車好きにはたまらない「トレイン&ファミリールーム」、お姫様の気分になれる「ティアラルーム」、不思議の国のアリスをイメージしたおとぎ話のような個性的な空間「アリスルーム」があります。

●大人も愉しめるコンセプトルーム
大人の隠れ家のような「アジアンリゾートルーム」、たっぷりとコカ・コーラの世界に浸れる「コカ・コーラルーム」、三浦海岸に咲く河津桜をモチーフにした「SAKURA(桜)ルーム」、どことなく懐かしさを感じる「ハイカラ浪漫ルーム」、海の絶景を眺めながらエクササイズができる「フィットネスルーム」の計5室があります。

大人向けのアジアンリゾートルーム

3.施設というハードを持つ強みをより活かせるよう、商品プランや催事企画などのソフト面もさらに充実

実際に各コンセプトルームに宿泊するお客様は、「トレイン&ファミリールーム」ではお子様連れのファミリー、装飾の兼ね合いから小学生以上が対象となっている「コカ・コーラルーム」は大人の利用がメイン、「SAKURA(桜)ルーム」と「ハイカラ浪漫ルーム」は女性グループの評価が高いなど、企画段階での想定にほぼマッチしており、その意味でも目的を充分に達成しているとのこと。

これに加えて「アリスルーム」「ティアラルーム」はお姫様や物語の主人公の姿になれるドレスなどを備えて子ども向けを想定していましたが、時には大人の女性どうしやカップルの利用もあるなど、意外な効果も現れているそうです。

そんな気づきも加わって、例えば「ハイカラ浪漫ルーム」はそこに懐かしさを感じる中高年層だけでなく、昨今のレトロブームを背景として若い人に「エモい」と感じてもらえるような新たなアプローチをしてみるなど、販売面では各お部屋の想定ターゲットにこだわらず、つねにより柔軟な活用のしかたを工夫しています。

先にもふれたように、多くのホテルが各種プランというソフト面のみでアプローチするのに対して、個性的なお部屋という「ハード」を持っていることは、マホロバ・マインズ三浦ならではの突出した強み。

ハードのポテンシャルをさらに引き出すためにも商品プラン開発という「ソフト」の役割をより重視し、ハードとソフトの両輪をフレキシブルに組み合わせることで、今後のマーケット拡大の強力な武器として活用していきたいというのが、マホロバ・マインズ三浦の考えです。

「コンセプトルーム」というハードがあることは、自らの体験シーンを写真や映像とともに発信・共有できるSNS全盛の旅行マーケットの中でも大きな強みとなります。

他ではなかなか体験できない室内装飾や演出そのものがSNS映えするのはもちろん、宿側が主導するまでもなく、宿泊したお客様が自発的に宿泊体験の様子を発信してくれることで、話題づくりはもちろん話題の波及においても大きく貢献してくれていることを、マホロバ・マインズ三浦も強く実感しているそう。

ウォーターパーク
ディナーバイキング(イメージ)

オープン後7年ほど経っても、当初だけの話題性で終わることなく、今もお客様の人気を保ちつづけているコンセプトルーム。

宿泊アンケートにも「子供がとても喜んでいた」などの声が今も盛んに書き込まれていますし、宿泊とともに併設のウォーターパークで楽しそうに遊ぶファミリーの姿も日常的に見ることができています。

もしもコンセプトルームがなかったら、こうしたお客様の声や姿もなかったと思うと、スタッフの皆さんも「コンセプトルームという新たなチャレンジをしてよかった」「お客様の声を聞くと、今後も挑戦したいという気持ちが生まれてくる」と感じるそうです。

またマーケティング戦略の面から見ても、コンセプトルームの稼働率がアップすることによって、その人気がマホロバ・マインズ三浦の新たなマーケット開拓の牽引役として大きな機能を果たしていることは間違いありません。

>マホロバ・マインズ三浦公式サイト


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