第6次申請開始は4月15日から。「新型コロナウイルス感染症」の影響を受けた事業者に対し、採択審査における加点措置等を講じる「ものづくり補助金」とは

第6次申請開始は4月15日から。「新型コロナウイルス感染症」の影響を受けた事業者に対し、採択審査における加点措置等を講じる「ものづくり補助金」とは

 

旅館やホテルにとっての施設・設備は、お客様を呼び込むための「重要な商品」です。しかし、それらの整備や維持には当然、費用が発生します。自己資金や借り入れで工事をするケースが多いのですが、施設・設備の内容やその目的が、社会のニーズに合致していると「助成金や補助金」で費用の一部を賄える可能性があります。

そのため、新規事業・設備を社内で検討するうえで必要な「助成金や補助金」に関する情報を収集することは、企業にとっての重要な経営戦略であると考えられます。

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助成金と補助金の違いとは

①助成金=条件が整っていれば必ず対象になる

②補助金=募集要件を満たし審査を通過すれば補助対象になる

ですが、下記のような特徴があります。

①助成金
●厚生労働省案件が多く、雇用等に関するものが多い 
●財源は雇用保険で年間を通じ申請できる 
●内容には多くの種類があるが殆どが雇用に関わるものである 
●助成率は様々だが中小企業に厚いものが多い 
●物品購入等は認められない
②補助金
●国・自治体・財団など多くから公募され種類が多い 
●財源は法人税等で利用目的が絞られている 
●応募体制を指定されるものがある(コンソーシアム等)
●公募から締め切りまでの時間が短い 
●物品購入も対象になるものがある 
●金額は億から万円と様々で補助率は全額から2/3、1/2、1/3など多様 
●その時の国の方針に合致するものが多い(予算、種類)

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設備投資に活用できる「ものづくり補助金」  

多くの補助金は、ソフト的な費用に対する補助が多いのですが、この補助金は、設備投資のための費用(機械装置費)が中心になるという魅力的な内容になっています。

分かりやすく説明すると「あの設備が導入できれば、こんな展開で革新的に成長できるのになぁ…」といった活動を支援します。補助額も段階がありますが、一般型でも上限は1,000万円。補助率は中小企業が1/2で小規模が2/3という制度です。

例えば、旅館に1,500万円の装置を導入して業務革新を展開する際に1,000万円まで補助されるというものです。ちなみに令和元年度補正・令和二年度補正「ものづくり商業・サービス生産性向上促進補助金」の第1次~5次公募の採択結果は下記の通りとなりました。

第1次 応募者数:2,287  採択者数:1,429
第2次 応募者数:5,721  採択者数:3,267
第3次 応募者数:6,923  採択者数:2,637
第4次 応募者数:10,041  採択者数:3,132 ※一般型
第5次 応募者数:5,139  採択者数:2,291 ※一般型

 

ものづくり補助金の第6次申請締切日は5月13日(木)

「ものづくり補助金」の気になる第6次の申請開始は4月15日(木)17時から、申請締切は5月13日(木)17時までです。応募要領など、詳しくはものづくり補助金総合サイトにてご確認ください。

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「ものづくり補助金」に関してのご相談・お問い合わせお待ちしております。

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