密を回避-『新しい生活様式』にマッチした個室ユニットは簡易改装で-

 

今まさに世界中を巻き込んでいるコロナ。そのさなかにあってダイレクトに影響を受けてしまっている旅館・ホテル業界としては、まずは今を生き抜くための戦略が最優先となってしまうのは無理のないところです。とは言えひとたび終息を迎えた後には一刻も早く業務を本格再開し、大きなダメージからの回復を行わねばならないのもまた事実です。

緊急事態宣言が一部で解除されたとはいっても消費者にとっての外出意識は、コロナ以前と同じ状態にはほど遠い状況にあります。しかし今後経済活動が平常化に向かっていくに従って消費者は少しずつ日常を取り戻し、旅行へのモチベーションもやがて緩やかに回復していくと考えられます。

そこで今回の記事はその時、つまり回復期フェーズに向けての準備についてのご提案です。

観光立国を掲げる国としても観光業界の業績回復は喫緊の課題であり、各種の助成金に加えて観光需要を喚起させるための「Go Toキャンペーン」などさまざまな施策を準備しています。それでもやはり復活の最大のカギとなるのは観光業者自身のアクション。今のうちから終息後をしっかりと見据えた自館設備やサービスの見直しを行っておくことは必須です。

コロナの終息後を見据えた対策においてもっとも大切なのは、十分なコロナ対策を整備した施設・環境をご用意するだけでなく、それが「安心して訪れることができる」とお客様に感じていただける施設かどうかという視点です。

そのためにも、お客様の目に見える形で貴館の感染症対策についての安全・安心対策を打ち出しつつ、お客様の立場に立った細やかな気づかいや心くばりが自然に伝わるような配慮こそが効果を現します。 

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「密の回避」と「満足度の向上」を図る一石二鳥の簡易改装

4月に公開した「新型コロナウイルス感染症対策 緊急提言」の記事では「今だからこそ、取り組むべき(9項目の例)」を取り上げました。その中で今回特に注目したいのが、施設やサービスの仕組みを「コロナ後」に向けて転換すると同時に、ブランド力や商品力の向上を図れるアイデア。

コロナ対策においてソーシャルディスタンスを重視した「密を避ける施設」の構築は、まず最優先で考慮すべきポイントです。特に旅館ホテル業界では、大人数が一堂に集う食事会場のあり方を考え直す必要があるでしょう。

これまでの食事会場の各テーブルの間隔を見直し、ソーシャルディスタンスを保った食事会場を実現することが求められるわけですが、苦しい中にあろうともぜひこの機会を前向きに捉えて、対策の中に、貴館のブランド力や商品力の強化につなげていくアイディアを盛り込んでみてはいかがでしょう。

他席との間に距離を置くことは、プライバシー感の重視や落ち着き感と上質感の醸成など、貴館の印象度の向上や満足度のアップにもつながりますから、コロナ対策と同時に貴館のブランド力の向上を図ることのできるいわば一石二鳥の施策となるはずです。

 

個室ユニットを「置くだけ」の低額予算で、食事会場が一変

今の困難な現況を考えると、食事会場の見直しにもできる限り予算をかけず、しかも最大の効果をもたらす施策の立案が理想的です。そこで具体的な改善事例としてご提案したいのが、移動や取り外しが可能な個室ユニットを活用した食事会場の簡易改装です。

この個室ユニットは食事会場に「置くだけ」のシステム。制作するのは既存の食事会場に設置する各ユニットだけで、躯体に関わる施工類は一切不要ですので費用をごくごく低額に抑えることが可能です。

【改装後イメージ】

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個室スペースのサイズは会場の面積や各スパンに合わせて自由に設計できますので、貴館の既存施設用にカスタマイズされた個室空間を設えられますし、個別ユニットのサイズも4名用から12名用まで幅広く設計できますので、個人向け中心、団体客主体など貴館の営業スタイルとの連携もスムーズに図ることができます。

また配置した個室ユニットを取り払うだけでカンタンに大広間に戻すことができますので、コンベンションホールや大会議場などお客様のニーズに合わせて既存施設を有効に活用することができるというメリットもあります。  

 

大広間を新たな料亭街に。食事会場リニューアル

大広間を稼働させることで小宴会場の負担を削減することを主な狙いとし、広間が稼働していない時期をメインとした新たな「料亭街」を館内に誕生させることに留意したリニューアルプランです。

白木の支柱4本とタペストリーによって囲まれた和の趣を感じさせるユニット式の個室空間には、それぞれの出入口に個別の暖簾が下がり、簡易な囲いでありながらもしっかりとしたプライベート感が醸し出されています。

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これに加えて風情ある照明演出なども施すことで、従来の大広間がまったく趣の異なる新たな「和のおもてなし空間」へと変貌します。また使いやすさへの心配りも際立っています。

個室ユニット内と通路部分のデザイン畳は明確に色分けされているため、お客様動線が視覚化されて使いやすさもより向上。さらに通路各所にアクセントとして行灯をレイアウトするなど、空間の美しさや格調との両立を図った工夫も随所に施されています。

会場内にはサービスカウンターも設置され、ドリンク用冷蔵庫や食器棚、配膳用テーブルスペースが機能的に整い、スタッフのオペレーション機能もさらに向上させることが期待できます。

工夫次第では一石二鳥に留まらない大きな効果をもたらすことのできる個室ユニット式の食事会場リニューアル。できる限り費用をかけることなく、コロナ終息後の復興ダッシュに大きな効果をもたらす施策として、今こそ、貴館ならではのアイディアをふんだんに生かした取り組みを図ってみてはいかがでしょうか。


今回のコロナ禍に際し、旅館・ホテル業界で長年の歴史と実績を持つ総合広告商社 株式会社エイエイピーは総力を挙げて観光業界の再浮上を支えるとともに、販促・リノベーション・労務対策などまで様々なアイディアや事例のご提供ご提案を通じて貴館の経営改善のお手伝いに尽力してまいります。マーケティング・広告・印刷・施設改修から顧客管理まで、お困りごとがあればぜひお気軽にご相談ください。

ご相談・お問い合せをお待ちしております。

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