
リノベーション
補助金を活用した軽量パーテーションで3密を避けプライベート感を演出した会場づくりを。「小規模事業者持続化補助金」の第3回受付締切は9月8日
中長期的になると予想されるWithコロナ時代。飲食と感染経路の関係性が分かりつつある現状、お客様がお食事をする「大広間や宴会場」へのコロナ対策は不可欠です。
とは言えソーシャルディスタンスの確保や3密の解消を行うと同時に、上質な旅の雰囲気を損なうことのない低予算での対策となると、なかなか名案が浮かばないというのも事実です。
そんな皆様への朗報となる「食事会場にぴったりの軽量パーテーション」があることをご存じでしょうか。それが、㈱エイエイピーの企画開発によって、この度誕生した“Sticking Partition「庵-いおり-」”です。
さらに、同時にご検討いただきたいのが2021年3月末に公募要領が公表された「小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>」。
小規模事業者が経営計画及び補助事業計画を作成して取り組む、感染拡大防止のための対人接触機会の減少と事業継続を両立させるポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等に関する取組を支援するものです。
最寄りの商工会議所や商工会の支援が必要で「補助率は3/4、上限金額は100万円」。宿泊業の補助対象は「常時使用する従業員の数が20人以下」ですが、役員やパートタイム労働者は含まれません。
【公募スケジュール】
第1回受付締切:2021年5月12日(水)
第2回受付締切:2021年7月7日(水)
第3回受付締切:2021年9月8日(水)
第4回受付締切:2021年11月10日(水)
第5回受付締切:2022年1月12日(水)
第6回受付締切:2022年3月9日(水)
▶▶補助金情報について詳しくは「令和2年度第3次補正予算小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>」(本記事の参考・引用)
新開発の軽量パーテーションが、宴会場を手軽に個室感のある食事会場に変身させる
“Sticking Partition「庵-いおり-」”は、既存の宴会場に置くだけで「3密」を回避し、プライベート感のある食事会場を創り出すことのできる設置フリーのパーテーションです。
このパーテーションの最大の特長は、その画期的な軽さ。枠の素材に従来の木製や金属製ではなく、紙管に木調のダイノックシートを貼った素材を使用することで、従来品とは比べものにならないほどの大幅な軽量化に成功しています。
その驚きの軽さは、旅館や店舗などで多用される幅120cm×高さ180cmのサイズで1枚わずか3.2kgと、女性スタッフ一人でも楽々と運べる軽さを実現しています。
またサイズやデザインは完全に自由設計ですので、既存の食事会場にあわせた思い通りのパーテーションを制作することができます。
それを可能にしているのが、パーテーションの面部分に使用している素材「カーボグラスフィルムUV」。この透明フィルムは素材に直接プリントできるのが大きな特長で、カラー写真や絵柄、ロゴなどを自由にデザインできるため、宿の個性や会場の雰囲気に合わせた貴館オリジナルデザインのパーテーションを手軽に制作することができます。
また印刷には有害物質を含まない安全なインクが使用され、印刷面もフィルムの内側となるため、日々の除菌のための拭き掃除も可能となっています。
設置方法にも、ユーザビリティに優れたアイディアが盛り込まれ、パネル接合部をマグネットで固定するだけで簡単にパネルを脱着し、自立させることができる仕組みとなっています。
軽量パーテーション導入事例▶コロナ対策と宴会場のイメージアップを両立【犬吠埼観光ホテル】
伊香保温泉お宿玉樹での導入例と、実際の使用感は?
導入事例としてご紹介する群馬県伊香保温泉お宿玉樹は、主に宴会場として活用していた大広間を、個人客の食事会場としてうまく使い分ける方法を検討していました。
大広間の雰囲気を損なうことなく大空間を仕切る方法はないか。しかも低予算で簡単に実現できる方策はないか、とこれまで様々な検討を重ねていたところに提案されたのがこのパーテーションでした。
工事の必要がないこと。お客様に合わせて自在に活用できる使い勝手の良さ。そして自在なデザイン性と、その軽さによる高いオペレーション性など、数々のメリットを考慮した結果、すぐに採用・導入の運びとなりました。
お宿玉樹では、既存の大広間に最大8席の個間を仕切ることができるよう、8枚のパーテーションを導入しています。デザインは、シックなベージュ系の色合いをベースに、上半分をグリーングレーの市松模様とした案を採用。
このデザインは、既存の設備や什器の雰囲気と調和したお宿玉樹ならではの世界観を醸し出すことにも一役買っており、単なる無機的な仕切りではなく、落ち着きのある広間の趣きをさらに上質にするしつらえの一つとしても機能しています。
市松模様のシートは表面と裏面の入れ違いで貼られており、正面からの視線を遮りながら、斜め方向からはわずかなすき間ができるよう工夫されています。
これはお客様どうしの視線を遮ることで個間としてのプライバシーを確保しつつ、その一方でスタッフからはお食事の進み具合をはじめ、お客様の状況をつねに確認できる接客サービスを念頭に置いたもの。
本来の目的であるソーシャルディスタンスの確保と3密の解消という課題をクリアしたことはもちろん、プライベート感覚あふれる落ち着いた空間の誕生というプラス効果をももたらすことにつながっています。
これまで宴会場としての機能をメインとしていた大広間が、このパーテーションの導入後はお食事や宴会をゆったりと楽しめる個別席としても有効に活用できるようになったことから、ご家族連れやグループ客などへのより上質なお食事時間のご提供が可能になり、営業的にも大きな効果が出ていると言います。
お客様からも「周囲の他のお客のことが気にならない」「ゆったりと落ち着いたプライベートな個室感覚が嬉しい」など、これまで以上に心地いい雰囲気への評価も高く、確かな手応えを得ているということです。
軽量パーテーション導入事例▶和宴会場を小間に仕切って個人客の受け入れを促進【鬼怒川グランドホテル夢の季】
バリアフリー視点からの心配りとして、貴館のおもてなしの表現にも
また自立するために足元に余計なパーツを必要としないこのパーテーションの独自性は、バリアフリーの面でも大きな効果をもたらしているといいます。
畳敷きの大広間にお客様は素足で入室されます。足元に邪魔なパーツがないことがお客様の入退室をよりスムーズにし、またシニアなど足の弱い方にとっては躓きのリスクもなくなることから、宿としてのきめ細やかな心配りを表現することにもつながっています。
食事会場のコロナ対策を低予算で実現できるのはもちろん、さらにお客様にもスタッフにも、ともに大きな安心と快適さを提供することのできる軽量パーテーション、“Sticking Partition「庵-いおり-」”。今すぐ導入できるコロナ対策として、ぜひ貴館でも検討してみてはいかがでしょうか。
株式会社エイエイピーは、ソーシャルディスタンスの確保や3密の解消等、様々なアイディアや事例のご提案を通じてお客様の多彩なご要望にワンストップで幅広く対応しています。
軽量パーテーションのご相談、お問い合わせお待ちしております。
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