教室の人気者|観光マーケティングプランナーのちょっと視点を変えた連載コラム001

教室の人気者|観光マーケティングプランナーのちょっと視点を変えた連載コラム001

小学校・中学校・高校と、いつも「不思議だなあ。」と思っていたコトがあった。学校の教室の休み時間、どこにでもある風景の中に、それがあった。


ふと気がつくと、教室のあちらこちらに人だまりができる。しかも、いつも決まったところに人が集まっていた。その人だまりをよく観ると、中心にいる人物はいつも同じカレだった。私は群れを嫌うほうだったので、その中には入らなかった反面、そのグループ群をようく観察することができた。

しかし、そこでの会話やゲームらしきものは、たいしてフツーで、それ事態が魅力のあるものではない。どうにもわからないので、或日その人だまりの真ん中あたりに座ってみた。
するとどうだろうか、「なんとも居心地が好い」のである。とりとめのない会話が妙にワクワクする。ここから離れたくない気持ちが沸々と湧いてきたから驚いた!

これはいったい何!?と、もう少しその中に身を置き、観察すると、だんだんとその要因が分かってきた。


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実は其の真ん中にいつもいるカレが、其のオーラを発していることに気が付いた。其のカレは、しゃべるよりも「よく聞き」、「ほしいこたえ」を柔らかく返してくれる。さらに顔の「表情」や「身のこなし」が、時には可愛く、時には優しく、自然に私の心の中に入って来て、そこに居ることで妙にじんわりとやすらいだ。

時が過ぎ、マーケティングに携わるようになって、時折このことを想い出すことがある。

ホテル旅館の良し悪しは、しつらいもあり、料理もあり、もてなしもある。それら一つ一つのアプローチは自由自流である。

そこに、チョットだけ、自分の館にいらっしゃるお客様のシチュエーションを「よく理解して」、それを「ほしい姿、表情」で、お迎えするコトを少々加えれば、「やっぱり、ココが一番いいな!」という一言をもっといただける明日がきっと来る。そう、思うのだが。


或プランナーの独り言。Vol.001「教室の人気者」―令和元年師走

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