１．新しい次世代ツーリズムの誕生

株式会社マスヒロは、電動モビリティの導入・活用を通じて、地域創生と観光革新を実現するための取り組みを進めています。同社は「物」から「事」への転換を理念に掲げ、心に響く『事』の創造に注力しています。

具体的には、電動モビリティを活用した二次交通の課題解決と観光コンテンツ造成支援の同時ソリューションで、同社独自に開発した「次世代ツーリズム」は、インバウンド観光にも対応できる仕様に工夫されています。

２．体験から体感への進化

「旅」が単なる体験から、心に深く刻まれる体感へと進化する時代が到来しています。この変化を推進するため、同社はさまざまな新しい観光スタイルを提案しています。

例①折り畳み可能な電動キックボード活用｜バスや車に積んだハイブリットツアーを開発
例えば最寄り駅から観光拠点などの大きな移動はバスで、観光の要所で立ち寄る小さな移動・観光体験は電動キックボードを使用します。

例②引率者付きガイドツアー｜有人ならではの寄り添いとおもてなし
これには、安全・安心・思い出シェア、の３つのポイントがあります。
（１）現場でのリアル運転レクチャーによる安全管理
（２）インカム無線付きヘルメット利用による、全員の会話や意思疎通が可能になる引率者付きガイドツアーで安心感創出
（３）４台のカメラを駆使、走行シーンの動画撮影や編集、参加者へ提供することで思い出をデータ化（利用者のSNS拡散で地域のPR効果有り）

３．ユニバーサルデザインと次世代ツーリズム

最終ゴールとして、すべての人に「移動の可能性が拡がる楽しさと喜び」を提供するため、ユニバーサルデザインの旅を提案しています。

環境保護地区での新たな取り組みや、体の不自由な方や高齢者も楽しめるスタイル造成、さらには外出できない方へのVRライブ配信など、新しい領域へもチャレンジを続けています。

４．ワンストップソリューションで支援体制を構築

株式会社マスヒロの強みは、電動モビリティの提供から観光コンテンツの造成、保守、プロモーション支援（特に没入感あふれる動画撮影など）、ツアー造成、ガイド引率者育成、補助金申請支援、任意保険まで、ワンストップで提供できる点にあります。

二輪、三輪、四輪、電動サイクルモビリティなど、地域ごとの課題やニーズに合わせた適切なモビリティを提案し、地域活性化を支援しています。

５．実績と導入事例

同社の取り組みはすでに多くの地域で成果を上げています。

例えば、青森県奥入瀬渓谷では、環境保全のためのマイカー規制に対応するエコツアーを実施し、多くの参加者から高い評価を受けています。

その他、全国各地での観光ガイドツアーや地域創生プロジェクトを通じて、地域の魅力を最大限に引き出し、観光客に新しい体験を提供しています。

○観光コンテンツ
・あきる野市｜インバウンド対応型観光コンテンツ造成

○地域振興
・福島県楢葉町｜未来への街づくり寄与のインターン大学生移動手段

６．補助事業の活用とメリット

同社は補助事業の活用を通じて、導入コストの負担軽減を図り、地域社会に適したモビリティの導入を推進しています。

例えば、総額600万円のプロジェクトにおいて、補助額が500万円、自己負担が100万円となる観光庁の補助事業を活用すると、より低コストでの導入が可能となります。これにより、多くの地域が本格導入の前に実証実験を行い、その効果を確認することができます。

７．2023年7月規制緩和により使い勝手向上

2023年7月、規制緩和により、電動キックボードに「特定小型原動機付自転車」のカテゴリが設けられ、使い勝手が大幅に向上しました。

「特定小型原付タイプ※」なら、16歳以上であれば免許不要で乗車できるため、外国人観光客や高校生、お年寄り、免許返納者など幅広い層に利用されています。
※普通免許が必要な「一般原動機付タイプ」もあります。

また2024年8月には、漕がずに進める電動サイクルが2024年12月にリリースされることが発表されました。特定小型カテゴリで16歳以上免許不要であり、従来の電動アシスト自転車の様に漕ぐ必要がありません。

８．創造と価値提供の未来

株式会社マスヒロは、電動モビリティを活用した新しい観光スタイルの提供を通じて、地域社会の課題解決と機会の最大化を図ります。「心に響く『事』の創造」という理念のもと、新しい旅のスタイルを提案し続ける同社の取り組みに、ぜひご注目ください。

９．マスヒロとエイエイピーと共に未来の観光を創造

2022年創業のスタートアップ、マスヒロ社と、地域の観光課題に70年伴走してきたエイエイピー社のパートナーシップは、次世代モビリティを活用した観光スタイルの提供を通じて、地域社会の課題解決と機会の最大化を図ります。

「心に響く『事』の創造」という理念のもと、新しい旅のスタイルを提案し続ける両社の取り組みに、今後もご注目ください。

観光資源の有効活用、観光客の回遊性の向上、二次交通の整備、環境保全と滞在の両立、高齢者や障害者も楽しめるユニバーサルデザインの推進など現在直面している観光課題も多い中、来年度の予算編成や事業計画中の今こそ、これらの革新的なソリューションを検討する絶好のタイミングです。

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