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3分理解|令和6年度補正:プレミアムインバウンド、地域観光魅力向上事業解説

去る12月23日、観光庁補正予算事業のうち2つの補助金事務局の公募が発表されました。
まだ事務局公募の段階ですが、一部に垣間見ることができる補助事業申請のスケジュールや令和6年度の類似事業との相違点などを解説します。



1.地方創生プレミアムインバウンドツアー集中展開事業(補助金)

より効果的に観光消費を拡大し、地域へインバウンドの経済効果を波及させる観点から、地方公共団体・観光地域づくり団体(DMO)・民間事業者等が実施する、自然・文化・食・スポーツ等を活用した、より高単価なプレミアムインバウンドコンテンツ・ツアー等を支援する事業ということで、R5補正:特別体験事業の後継と目されます。

大きな変更点の予想は、特別体験事業における国・地方公共団体等所管事業がなくなり、高付加価値化事業を発展させたような事業1本になるのでは?というところ。

・補助額要件
|1,000 万円定額に加え、1,000 万円から 8,000 万円まで補助率 1/2
|最低事業費 1,500 万円 、最低自己負担額 250 万円

観光庁資料より

このような補助額設定ですので、例えば総額4,000万円事業の場合、定額1,000万円※+3,000万円*1/2=2,500万円が補助され、自己負担額は1,500万円となります。(※1/17 15時|編集部注:初稿が間違っておりました、訂正してお詫び申し上げます。またご指摘ありがとうございました。)

※コンテンツ造成等の支援を受ける事業者の公募については、令和7年2月6日(木)~3月14日(金)を予定しております。

観光庁資料より

また、補助事業者公募のスケジュールは上記予定とのことで、これから申請を検討したい地域のみなさまにおいては、早速関係者の打合せに入ることをおすすめします。


2.地域観光魅力向上事業

地方公共団体、DMO、民間事業者等の地域の関係者が連携して地域の多様な観光資源を生かした観光コンテンツを造成し、地方誘客を行う上で来訪の目的の創出を担う重要産業である地域の観光コンテンツ産業の裾野の拡大や活性化に寄与するため、地域資源を活用した収益性が高く独自性・新規性のある観光コンテンツの開発から、適切な販路開拓や情報発信までの総合的な支援を行う、とのことからR6補正:観光新発見事業の後継と目されます。

事業形態や補助額は、観光新発見事業同様と考えられますが、「収益性が高く、独自性・新規性」「中長期に亘って販売可能」との表記があることから、より高付加価値且つ持続可能な仕組みがみえる事業計画が採択されやすいと想像できます。

公募内容等の詳細が決まり次第、地域観光魅力向上事業特設ウェブサイト(令和7年1月下旬公開予定)にて、ご案内いたします。
 事業説明会:令和7年2月中旬(予定)
 一次公募受付期間:令和7年3月3日(月)~令和7年4月18日(金)(予定)
 採択:令和7年5月下旬(予定)
 (なお、予算の状況によっては、令和7年6月(予定)に二次公募を行う場合がありますが、なるべく上記の公募受付期間に申請されることをお勧めします。)

観光庁資料より

事業公募のスケジュールは上記のように発表されており、ゼロから取組む地域においてはこちらも早速の地域内打合せをオススメします。


3.事業のご相談は、プロデュース経験豊富なエイエイピーまで

(株)エイエイピーには、R5補正:特別体験事業や地域観光新発見事業、R4補正:インバウンドコンテンツ造成支援事業、R3補正:看板商品造成事業などの類似事業設計・実施支援において採択・実施実績があります。

地域内の打合せにあたって、下記のようなご要望がございましたらお気軽にご相談ください。
・この事業説明および質疑応答の会に出席して欲しい

・地域のどの観光資源をどのように磨くとインバウンドや国内誘客に結びつき、この補助事業に適う事業設計になるか

・これまで類似事業に取り組んできたが、相談する事業者を変えたい

・インバウンドを支援できる事業者は知っているが、補助事業全体をプロデュースできる伴走支援者が欲しい


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※この他、コンテンツ造成・磨き上げ・販路開拓、補助金に関連した参考記事のマガジンはコチラ。



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