事業者に訊く!DX・インバウンド2025
1.株式会社palan 事業開発 小林 明日香氏
1)事業概要を教えてください。
palanはAR(拡張現実)の活用により、既存の資源とデジタル新技術を融合させ、新しい観光体験の創造を目指します。
観光資源の活用不足・人手不足などのさまざまな観光課題を解決する、最適なARソリューションをご提案いたします。
2)具体的なソリューションを教えてください。
01.新感覚デジタルマップ「AR Maps」
02.誰でも簡単にARを作成できる「palanAR」
03.AR✕AI観光ガイド「SPATIAL GUIDES」
3)最後に意気込みをヒトコトで!
観光へのAR活用は年々普及しつつありますが、まだまだ本格的な活用には至っていない部分も多数あると感じます。
近年はARとAIを組み合わせ、AIアバターが多言語対応で観光ガイドを行う技術も登場しており、ARはますます人手不足などの観光課題を解決する手段として注目が高まっています。
また、軽量かつ高性能なXRデバイスも多数登場しており、より観光でも没入感のある体験を提供しやすくなってきていることも、観光でのAR活用の可能性を高めています。
palanは2025年も引き続きARプラットフォーム開発、ARの企画・制作を通して、観光へのAR導入・活用、新しい観光体験の創造に尽力してまいります。
2.株式会社マスヒロ 代表 増子 博之氏
1)事業概要を教えてください。
電動キックボードやEVサイクルの販売・リースとコンテンツ造成のソリューション支援。地域の機会・課題に適したモビリティを選定し、二次交通・観光コンテンツ造成。ドローンを含めたPV映像・ガイドの引率者育成や助成金相談迄。
2)具体的なソリューションを教えてください。
異なるモビリティメーカーの車体提供『体験』から『体感』へ、「物」を「事」に変えるコンテンツ造成に強みを有しております。当社独自の観光ガイドツアーは、インカム無線付ヘルメットを装着することでツアー参加者全員で意思疎通できるとともに、引率者が360度カメラで撮影したツアーシーンをデータで思い出を提供。大手企業・旅行会社・行政と連携し、地域振興 インバウンド観光 二次交通 MICE
3)最後に意気込みをヒトコトで!
当社は【全ての人に移動の可能性が拡がる楽しさと喜びを提供】のコンセプトに基づき、「体験」から「体感」をモットーにソリューションの構築とサービスを提供しております。地域振興やインバウンド観光、二次交通対策に関心のある皆様と連携パートナーシップを構築したく思います。最終的にはご高齢者や体のご不自由な方も楽しめる3輪4輪モビリティを活用したユニバーサルデザインの新たなツアー造成を構築します。先進性ある差
別化されたコンテンツを求める事業者様、社会貢献したいとお考えの皆様との協業を希望しております。全国的にお気軽にお声がけください。
3.株式会社テーブルクロス CEO 城宝 薫氏
1)事業概要を教えてください。
インバウンド向け食特化&社会貢献型プラットフォーム「byFood.com」を運営。食文化の情報発信、食体験のOTAサイト、越境ECを提供する一気通貫型サービスを通じ、ガストロノミーツーリズムによる地域活性化を目指しています。
2)具体的なソリューションを教えてください。
■食特化OTAサイト:外国人向けのフードツアーやクッキングクラス、日本各地の飲食店予約が可能。日本各地の食文化や料理が体験できる機会を提供。
︎■マーケティング支援:YouTubeチャンネル「Japan by Food」(18万人登録)やSNSを活用し、企業や地域のプロモーションを行う。
︎■SDGs対応:予約や購入ごとに発展途上国の子どもに学校給食を提供する仕組みで、社会貢献を実現。これまでに69万食の給食を届けている。
3)最後に意気込みをヒトコトで!
【観光におけるエコシステムの構築を目指す】
観光を通じて外貨を稼ぎ、地域や国全体に経済的メリットをもたらす観光エコシステムを構築するため、下記ポイントを重点的に支援します。
①高付加価値の体験型コンテンツの販売・ブランディングの強化
②DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した情報発信と予約獲得・分析
③地域内での消費を促進する仕組みの整備
訪日外国人旅行客が地域経済に貢献し、その利益を持続的に地域へ還元することで、サステナブルツーリズム(持続可能な観光)の実現、そして「また訪れたい」と感じられる地域づくりを目指し、伴走します。
4.ソーシャル・アイディー株式会社 副代表 綾部 賢治氏
1)事業概要を教えてください。
【観光業向けUGC(ご利用者様のSNS投稿)自動掲載サービス】
SNSには旅先での感動体験が詰まった「良質なUGC(ご利用者様のSNS投稿)」がたくさん存在します。
こんな素敵なUGCが、タイムリーにサイトに自動掲載されていくのが、旅アトリーチです。
2)具体的なソリューションを教えてください。
旅アトリーチを活用すれば、毎月タイムリーなSNS投稿が自動でみなさまのHPに掲載されていきます。
投稿を「集める」「選ぶ」「許可を取る」といった面倒な作業は全て私たちが行いますので、手間がかからず安全にUGCの活用が可能です。
HPを訪れた方々は、掲載されたSNS投稿を通じて、利用者目線での施設や周辺観光地の魅力を知ることができるようになります。
3)最後に意気込みをヒトコトで!
「通常業務もしながらSNSを更新するのはすごい大変」
「HPからタイムリーな発信をする時間がない」
人手不足に悩む全国の宿泊施設さま、観光協会さまから、よくこんなお話しをいただきます。
もちろん公式からの発信も大切なのですが、見落としがちなのが一般の方(ご利用者さま)による情報発信です。
実はSNSでは日々、「とてもいい旅館・ホテルに泊まった!」「この観光地すごい楽しかった」といった非常にポジティブな情報発信が行われています。
素晴らしいサービスを提供している日本の観光業界は、企業側が何もしなくても一般の人が既にSNSで素晴らしい発信をしてくれているのです。
そして、これから観光をしようとしている人が見たいのも、実はこの「すでに行った一般の人による情報」になります。
こんな魅力的な「一般の人のSNS投稿」を使って、観光業界の生産性向上の一助となれないかと考えたのが「旅アトリーチ」です。
ぜひご興味のある方はお声がけください。
5.株式会社プロフィックス 代表取締社長 杉浦 認氏
1)事業概要を教えてください。
「ホテル旅館のDX支援」
「旅館に特化したデジタルマーケティング・WEB広告運用」
「効果の上がるサイト制作・ブランディング提案」
2)具体的なソリューションを教えてください。
ホテル・旅館のレストランDX化に効く4つのシステム
01.セルフオーダーシステム|POSを通さない、PMSと直結するから安価に導入!
02.配膳管理システム|フロントと厨房とお食事処をリアルタイム連携!
03.レストラン予約(配席・アサイン)システム|デジタル化によるリアルタイム連携で配席をDX!
04.モニタリングシステム|厨房の大型モニターで補充のタイミングを判断!
3)最後に意気込みをヒトコトで!
「日本旅館や和食の良さ・伝統を絶やしてはならない」
地元ならではの旬の食材の味わい、料理をおいしく見せる器や演出、料理提供の際のさりげないおもてなし、宿主のメッセージを伝える食空間(掛け軸、生け花、照明など)・・・・。日本旅館には絶やしてはならない良さや伝統があります。
我々プロフィックスは考えます・・「ビュッフェスタイルでは味わう事の出来ない日本料理・日本旅館の愉しみを、人手が足りないからという理由で絶やしてはならない!」。
プロフィックスが提供する「配膳管理システム」「レストラン予約システム」は少ないスタッフでも宿泊者の皆さんに「料理や旅館の良さ」を存分味わっていただくことを可能にするシステムです。
6.株式会社こんにちハロー 代表取締役CEO 早見 星吾氏
1)事業概要を教えてください。
~世界への架け橋、あなたの声で~
世界最先端動画生成AIと、優秀な翻訳者によるサポートを組み合わせ、お手元の動画を他言語に変換しご納品します。日本語で話す声のまま、唇の動きまで他言語に合わせて動くため、字幕や吹き替えより熱量が伝わります。
2)具体的なソリューションを教えてください。
誰もが気軽に『自分の想いを自分の声』で世界へ発信
他言語動画翻訳サービス「こんにちハロー」
・【高精度】な翻訳動画生成:最先端AIの翻訳・動画生成+優秀な翻訳者とエンジニアの手で細部のニュアンスをカバー
・30秒の動画を1言語11,000円の【低価格】、3営業日以内の【短納期】で提供
・対応言語:英語・中国語・韓国語・フランス語・スペイン語等 36カ国語
・活用例:インバウンド対応、海外での商品紹介、スタッフ研修など
3)最後に意気込みをヒトコトで!
私が生まれ育った築地にも、外国人観光客が戻ってきました。個人経営のお店で「こんにちハロー」を活用いただき、店主や職人のこだわりや思いが伝えられると好評をいただいております。また、老舗旅館や観光施設で、観光客にとっての自然な母国語の案内ができ、スタッフの負荷軽減にも繋がったとのお声も頂きました。
「こんにちハロー」は日本の豊かな文化や伝統を言語の壁に阻まれることなく世界の人に届け、ただ美味しいや綺麗で終わらせずに、カタコトの語学力では伝わらないようなお店の熱意やこだわりを言語の壁を超えて伝えるサポートをします。そして、誰もが気軽に情報発信できる世界を作っていきます。
7.データストラテジー株式会社 代表取締役CEO 武田 元彦氏
1)事業概要を教えてください。
観光分野は、データやデジタルの活用が特に難しい分野です。データストラテジー社は「データで分かりあう観光地経営」をビジョンに、DXやAI活用、国内外向けのマーケティング調査、戦略立案を伴走します。
2)具体的なソリューションを教えてください。
インバウンド旅行客に特化した、地域の魅力発見サービス「インバウンドAI」
英語・中国語・韓国語など主要言語に対応した、インバウンド旅行客向けの国別コンセプト生成AIです。泊まる・食べる・楽しむ・買うを横断した「旅行先に選ばれる理由」を生成し、ツアー組成・ソーシャル施策・ウェブサイト/動画/広告などへの展開を可能にします。ツールの提供だけでなく、ニーズに応じたコンサルティングも行います。
3)最後に意気込みをヒトコトで!
観光地経営には、観光事業者や地元住民、観光協会・DMOなど多様なプレイヤーの参加が必須なため、地域での合意形成が難しいことがよくあります。データは、互いを理解し合い議論するためのツールとして位置付けることで、議論を前に進めることが可能です。
データストラテジー社は「観光まちづくり分野の経験があるデータ人材」から構成されるチームで、これまでの受託型ではない伴走型の支援を実施しており、プロジェクトの共同推進を通じ地域にもスキルや経験が蓄積することが重要と考えています。
地域の成果に繋がる、継続的なAIやDX推進を一緒に実現していきましょう。