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【観光DX】その商圏はもしかして見当違い?GPS位置情報から入手したマーケットデータで効果的なプロモーションを。

顧客の動向をはじめリアルなマーケット状況を把握することは企業経営の基本中の基本。

しかし伝統的な経営スタイルを踏襲しがちな観光業の特性から、今もなお旧態依然として「経験」と「勘」を主力とした市場戦略を行っている旅館ホテルも多いのが実情ではないでしょうか。

確かにこれまではマーケットの実態を把握するためには、アンケートや実数測定などの大きな労力とコストを要し、また5年に一度のタイミングでの公的調査に頼るしか方法がなく、正確に市場動向を把握するためにはハードルが高かったのも事実です。

ところがICTの進化・普及によって、正確な数値に基づいたリアルなマーケット実態を手軽に入手することができるようになった今、多くの企業の市場対策においてもこの緻密な数値を基準として、より現実に即した営業戦略を立案することは今や当然のこととなっています。

旅館ホテルの経営においてもそれはもちろん例外ではありません。従来のように経験や勘に頼り切っていてはお客様のリアルから遠ざかる一方。あっという間に時代に取り残されてしまいます。

さらに新型コロナウイルスによって大きな打撃を与えられ、営業戦略や営業活動の手法を大きく見直すことを余儀なくされている今こそ、次世代への勝ち残りをかけてデジタルトランスフォーメーション(DX)を自館の武器として導入することを真剣に考えるべきなのではないでしょうか。

その最初の一歩として今回は、マーケットの正確な動向を手軽に入手することのできる画期的なマーケティング分析ツール「KDDIロケーションアナライザー」をご紹介します。


貴館の欲しい日時、欲しい場所のマーケットデータを自在に入手できる、KDDIロケーションアナライザー

KDDI ロケーションアナライザーとはひとことで言えば、過去2年間に「どこに、どんな人が、どれだけいたか」をほぼ実数で把握できるシステム。

au携帯電話のGPS位置情報を基として、利用者一人ひとりの過去2年間の行動履歴がデータとしてストックされており、このビッグデータを分析することで求めるマーケットの実態や人の動きなどの多彩な情報を手軽に入手することのできる、これまでになかった新しい商圏分析ツールです。

従来の一般的なエリアマーケティングでは、調査タイミングに左右されるデータの古さが致命的な欠点となっていましたが、このKDDI ロケーションアナライザーではタイムリーなデータを把握することができます。

ストックされているビッグデータにはそれぞれ人物の属性が紐づけられており、また最小10m単位でのエリア分析も可能なことから、例えば「昨年の○月○日○時に、○○市○○町を訪れた20代女性の人数」などまで割り出すことができます。

つまり貴館の立地エリア全体における特定日時の滞留人口から、貴館に来訪したお客様の数・性別・年代・居住地(発地)などまで、貴館にとって「もっとも欲しかったデータ」をすぐに手に入れることのできる分析ツールだと言えるでしょう。


市場とお客様のリアルを把握すれば、根拠ある「次の一手」が生まれる

欲しいエリアや日時ごとにリアルな人の動きとその属性を把握できる画期的なマーケット分析ツール、KDDI ロケーションアナライザーは、次のような市場戦略、営業戦略において貴館に大きく貢献します。

①実数を基準とした、販促エリアやターゲットの最適化に
自館を訪れたお客様が「どこから来ているのか」「何時に来たのか」「男女比率や年齢別数は」などのきめ細かな分析を通して、貴館が想定していたターゲットと、実際のターゲットとが、どの程度乖離しているかを比較確認することができます。これによってツールのムダ打ちや顧客獲得機会の損失を減らすなど、販促活動を根本的に見直すことができ、これまでとは比較にならない精度で費用対効果の高い販促活動を展開することが可能になります。

②季節・曜日ごとの来訪者数・来訪者層の分析把握に
季節波動や曜日によるマーケットの変化も把握できるため、季節ごとにお客様が周遊するルートの変化や、エリア内における平日と週末の観光客の動きの違い、さらには自館でのイベント開催前後のお客様の動向変化などなど、旅館ホテルの市場戦略に必要となるデータを瞬時に分析できます。このメリットを活用すれば、例えば周辺スポットの観光客を貴館へ誘導する効果的な企画の創出など、アイディア次第で多彩な活用方法を発見することができるでしょう。

③入り込み数やお客様の属性など、競合館との差異を「数値」によって可視化
最少10m四方単位での細かなエリア分析ができるという特性を生かせば、近隣の競合館と貴館の顧客の入り込み数・年代・性別・発地などを実数に基づいて詳細に比較することができます。これまで漠然とした数字とイメージに頼っていた競合状況がさらにリアルに把握でき、重点的な販促エリアやターゲットの選定など、実効性の高い差別化の方策が明らかになります。

④コロナの影響下での、次の営業戦略の立案に
前年と今年の同月同日の比較や、今春と今秋のお客様の動向変化など、時系列でのデータ比較も容易なことから、例えば「緊急事態宣言」前後の観光客の動きの実態や、昨年同時期のお客様と今回の「Go To トラベル キャンペーン」による貴館の利用客を比較して、顧客の属性や発地がどう変化しているかもひと目でわかります。マイクロツーリズムなど足元市場に対する迅速な対応や、コロナ後の新たなマーケットの創造が大きな課題となっている旅館ホテル業界にとって、KDDI ロケーションアナライザーによって得られる貴重なデータは、今後の営業戦略の行方を決定づける大きな指針となっていくことでしょう。


経験と勘頼りの運営から、現代の経営スタイルへと進化するために

マーケットの実態を手軽に、そして正確に把握できるKDDIロケーションアナライザー。

これまで「何となく」把握していた自館の顧客を改めて「リアルな実数」で確認・比較し、現実のマーケットと市場戦略のマッチングを精査することは、営業戦略の最適化や、より効果のある企画の立案など、これからの貴館の経営にとても大きな力を発揮します。

また貴館ならではの斬新な視点やアイデアによってKDDIロケーションアナライザーの持つ高い自由度をさらに有用に生かせば、これまで貴館が視野に入れていなかった新たな地域市場や、新たなターゲットの発見など、より幅広い活用のしかたを発見することもできることでしょう。

もはや、経験や勘だけで企業経営はできない時代。デジタルトランスフォーメーション(DX)の本格的な導入の第一歩として、KDDIロケーションアナライザーの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

ご相談・お問い合わせをお待ちしております。

※2020/10/22公開の記事を転載しています


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