【観光DX】入門編!まずは手持ちのイラストマップのデジタル化から始めませんか?
ネットを始め社会的なデジタル化の浸透普及に伴って、旅行者の行動もこれまでとは大きく様変わりしてきています。そんなマーケット動向を踏まえ、旅化・ホテルでもいわゆる「観光DX(デジタルトランスフォーメーション)」が急務となっています。
しかしながら日々刻々と新たなツールが開発され、デジタルを取り巻く状況が次々と変わる中、ひと言で観光DXと言っても、どこから手を付けたら良いのかで迷ったり、導入のための予算や手間などのハードルが高くなかなか本気で踏み出せないという旅館ホテルも多いことでしょう。
そこでいきなり大がかりな観光DXに踏み出すのではなく、まずは最初の一歩として、貴館がすでにお持ちの資産をデジタル化することから始めてみてはいかがしょうか。
1.既存のイラストマップを手軽にデジタル化できるサービス「Stroly」
旅館ホテルが始めて導入するのにお勧めしたいのが、手持ちのイラストマップをデジタル化して活用できるサービス「Stroly」です。旅には周辺観光の情報収集がつきもの。旅行者は旅マエの段階から貴館の周辺情報を集めていますし、現地に来てからも観光ガイドやマップなどをいろんな場所で収集しています。
もちろん貴館でも独自の周辺マップや、大規模な施設の場合には自館の館内案内なども作成されていることでしょう。
紙のマップはわかりやすく、手に取られやすいですが、先にもふれたように、最近の旅行スタイルにおいては、スマホを片手に行動するのがメインとなっていますから、貴館の周辺案内の紙のマップをデジタルでも提供することで、お客様のニーズに応えることができますし、ご提供できるサービスの質も満足度も大きく向上することは間違いありません。
位置情報と連携しているから、マップ内で「今、自分のいる場所」がわかる
Strolyでは、イラストマップとお客様の位置情報とが連携しているため、お客様は「いま自分がどこにいるのか」をスマホのマップでリアルに確認できますから、スマートフォンのマップを見ながら迷うことなしに歩きまわり、心から観光を満喫することができます。
また、いま貴館がお使いのイラストマップを始めさまざまなマップをデジタル化するだけでなく、マップにエリア内の細やかな案内情報を落とし込んだり、周辺レジャー施設などのwebサイトにリンクすることもできますので、紙のイラストマップとは比較にならない情報量でお客様の旅の喜びをサポートできます。
満足感の高い旅を手軽に提供できるStrolyは、利用のしかたがごく簡単なことも大きなメリット。特定のアプリを必要としないので、ダウンロードや設定の必要もなく、QRコードなどからウェブページにアクセスするだけで、誰でもすぐその場で使うことができます。
Strolyの3つのメリット
●誰でも手軽に、すぐその場で使える
アプリではなく、ウェブページにアクセスするだけでOK。アクセスしてもらうきっかけは、ポスターや配布物にStrolyのQRコードを印刷するか、ホテル旅館のウェブサイトにリンクを設置するだけ。旅マエのお客、家や通勤中に閲覧してもらうことができる上、旅ナカのお客様は、Strolyのマップで自分の現在地を確認しながらエリアを楽しむことができます。
●エリア内の情報をきめ細かに掲載できる
周辺施設の案内や営業情報はもちろん、季節の見どころなども、画像や動画、テキストなどもマップ上に落とし込むことができます。
●利用データを蓄積し、可視化できる
利用者のアクセスログをデータとして蓄積することができ、マップがどのように利用されているか可視化できます。
2.「マチナカ・映えスポットめぐり」「映え食マップ」など、旅行者目線での周遊企画展開も
旅行者から高い支持を得ているインスタグラムなど多彩なsnsや、動画、写真などを豊富に盛り込むことができるStrolyのメリットを活かして、ここに来たら一度は見ておきたいというオススメの「マチナカ・映えスポットめぐり」や、旅を美味しくまた華やかに彩る地域グルメ食を網羅した「映え食マップ」など、これまでとはまったく違う切り口と魅力を持った「旅行者目線」での新しい販促メディアとして、貴館のイラストマップを自在に活用してみてはいかがでしょう。
Strolyの導入とはエリア案内のサービス拡充にとどまらず、より積極的に、旅行ニーズをかき立てる企画を打ち出す営業施策の一つでもあるのです。
工夫とアイディア次第で、さらに使いやすく役立つデジタルマップに
Strolyに、貴館ならではの豊かなアイディアを盛り込めばその可能性はさらに大きく広がります。
今の時代のニーズを的確に押さえて創りだした「旅行者が欲しかったサービス」の数々は、貴館のイメージを一新させる新たな販促の武器として、きっと縦横無尽に活躍してくれることでしょう。
展開例1:季節ごとの見どころを網羅した「四季別・観光デジタルマップ」
春夏秋冬の4種類のデジタルマップをあらかじめ登録しておき、お客様がスマホ上で季節ごとの見どころを切り替えて確認することができるようにすれば、例えば春に来訪されたお客様が、秋にはどんな魅力やスポットがあるのかを画像や動画を通して体感することができ、「違う季節にまた訪れよう!」という再訪モチベーションを強く喚起することができます。
展開例2:「今」と「昔」をリアルに対比!「歴史体感デジタルマップ」
歴史的な遺産や街並み、建造物などが魅力のエリアであれば、「当時の絵図」と「現在のマップ」をそれぞれデジタルマップ上で見比べられるようにしてみるのもいいでしょう。旅行者は「 いま自分が歩いている場所が数百年前はどんな土地だったか」を追体験することができ、歴史ある場所にまさに身を置いている感動を通して、古き時代をリアルに体感することができます。
展開例3:貴館の「施設案内」もデジタルマップに
広い敷地や複数の棟を持つ大規模旅館・ホテルなどでは、館内案内図をご用意しているところも多いと思います。この案内図もデジタルマップ化が可能。例えばレストランに季節のお薦め料理の情報を盛り込んだり、人気のおみやげを紹介したり、時間限定のサービスやイベント情報などを案内したりと、営業戦略に結びつけた様々な活用が可能になります。また施設の改廃などがあった場合も、デジタルマップなら手軽に修正や差し替えができるなど、労務的な面からも貢献度・大となるでしょう。
今後の旅館ホテル経営に不可欠な観光DX。必要は痛感しながらも、なかなか本格的な導入に踏み切れないのであれば、まずは手始めとして「Stroly」を導入し、貴館ならではのオリジナリティあふれる活用法を見つけてみてはいかがでしょう。
観光業界での実績と事例を豊富に持った株式会社エイエイピーにぜひお気軽にご相談ください。
※2021/03/17公開の記事を転載しています
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