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関東最大級のペットのテーマパーク、つくばわんわんランドが新たなサイン計画を実施、企画から製作まで長期的な視野に立つプロデュース事例



関東最大級のペットのテーマパーク、つくばわんわんランドが新たなサイン計画を実施、企画から製作まで長期的な視野に立つプロデュース事例

1996年に開業したつくばわんわんランドは、茨城県筑波山のふもとにある犬と猫とのふれあいをテーマとした人気レジャー施設で、つくば国際ペット専門学校や、わんわんメモリアルパークを併設するなど、ペットに関わる事業を総合的に展開しています。

グレートデーン、ボルゾイなどの大型犬から、シーズー、ミニチュア・ピンシャーのような小型犬など、約90種500頭の犬・猫がいるペットの楽園としての知名度も高く、秋葉原から電車とバスで最短93分というアクセスの良さも相まって、オープン27年を超えた今も年間を通じて数多くのお子様やペット愛好者でにぎわっています。

そんなつくばわんわんランドが、このほどサイン計画をリプランニング。園内の再整備を実施しました。

▶つくば国際ペット専門学校

▶わんわんメモリアルパーク

1.関東最大級のペットのテーマパーク、つくばわんわんランド

つくばわんわんランドは、お客様の愛犬と一緒に入園ができ広々としたドッグランなどの諸施設を満喫できるのはもちろん、お子様からシニアまで幅広いお客様が「わんわんレンタル」で気に入ったワンちゃんを借りて園内をお散歩したり、「わんわんパーク」や「ねこハウス」などで多くの犬や猫たちとのふれあいが楽しめる、関東最大級のペットのテーマパーク。

その他にも小さなお子さんに人気の遊具が揃った「だっくん広場」や、施設を象徴する高さ11mの大型の木造の展望モニュメントの「モッくん」など、多彩な体験ができる楽しい施設です。

 

2.温もりあふれる手作り感を大切に、誰にも優しい誘導・案内を実現

そんなつくばわんわんランドは、これまではスタッフが力を合わせて、手作り感を生かしながら、より楽しい施設となるよう様々な工夫を行ってきました。

しかし来場者が増えるとともに、多くのお客様を迷わせることなくスムーズに誘導するとともに適切な注意喚起の案内を充実させること、そしてテーマパークとしてのさらなる雰囲気づくりなどの必要性も高まってきたことから、園内全体のサイン計画を全面的にリプランニングすることとなりました。

そこで今回の記事では、つくばわんわんランドのサイン計画や各種装置を活用した演出展開を、エイエイピーが手掛けたプロジェクトの一例としてご紹介します。

サインには来園者に安心して快適に楽しんでいただける誘導の役割とともに、犬や猫といったテーマ性を持つレジャー施設としての統一イメージの確立や楽しさの演出などの役割もあります。

これを前提としてまずエイエイピーでは、多くのお客様から評価されている人気の施設をどのようにプロデュースしていくべきか、社内スタッフによる活発な意見交換と情報共有を行い、大方針を定めるための社内検討を重ねました。

その上で、つくばわんわんランドらしさを最大限に表現できるサイン計画の立案・整備を実現するための課題として揚げたのが、広い園内の中の多彩なゾーンをそれぞれの個性に沿って明確にわかりやすく整理する事。すでに施設の顔として存在していたキャラクターをテーマパークのシンボルとして位置づけ、園内各所に登場させること。そして入園したお客様が存分に楽しさを感じることができるための演出という3つの柱でした。

これらを踏まえた計画によって、明るい色調を採用し、広い空の青や豊かな緑の木々とマッチした屋外テーマパークとしての雰囲気を演出するサイン群をオリジナル制作するという具体的な指針が固まりました。

 

3.目的に合わせたサインのリプランニング計画を2段階で推進

今回のサイン計画は、2017年の第1期工事、2023年の第2期工事という2段階でのプロジェクトが組まれました。

つくばわんわんランドはお子様を含む幅広いお客様が来場する施設ですから、誰もが園内で迷うことなくスムーズに各施設を楽しんでいただけるような基本サイン計画が必要となります。

そこで2017年の第1期計画では園内の基本サインの整備・拡充に主眼を置き、適切かつきめ細やかなサインの制作と配置を進めていきました。

さらにサインの視覚効果をつくばわんわんランドのブランド力強化にも結びつけるべく、新たに制作したサイン群のビジュアルは既存のチケット販売所などの意匠を踏襲し、明るい色調を活かしたトーン&マナーによって統一。施設としてのイメージ戦略に寄与するものとなりました。

次いで、2023年に実施した第2期工事では、お客様駐車場にマイカーをスムーズに誘導することを主な課題としました。

具体的には駐車場を1から5までの5つに区分し、施設に来場したマイカーをバランスよく5つの駐車場に誘導できるサイン計画を実施。これにより駐車場全体の混雑解消が実現するとともに、駐車から入園までに無用な手間と時間がかからないようになりました。

また園内においても第1期工事で配備したサイン群に加えて、それぞれのゾーンの名称を明記したサインを追加配置。

園内を満喫しているお客様が「自分が今どこにいるのか」をわかりやすく図示し、例え初来園の方でも多種多様な施設を迷うことなく存分に楽しめるような配慮を施しました。

園内各所にはさらにフリーのインフォメーションボードも設置され、施設内で実施されている様々なイベントなどの情報を随時発信。

より多くのお客様が催事に参加していただくことでつくばわんわんランドの醍醐味を味わっていただけるのはもちろん、施設運営面からもお客様の消費単価拡大を狙ったものとなりました。

 

4.新たなフォトスポットの誕生で、さらなる楽しさもプラス

サイン計画の整備と併せて、新たに施設のキャラクターを活かしたフォトスポットの設置を実施しました。

すでにモックンが施設を代表するフォトスポットとして存在していますが、今回はキャラクターをもっと独り歩きさせることで施設のイメージをお客様に深く浸透させることを企図したものです。

現在すでに園内の「ねこハウス」が大人気を博していることを受け、つくばわんわんランドの新たな魅力として、犬だけに限らず猫とのふれあい体験を積極的に発信することによって今後の展開を拡大させていくことがその狙いのひとつです。

こうした狙いに即して今回企画制作したのが猫のキャラクター。新たなコンセプトメイクから具体的なキャラクターデザインの制作まで、エイエイピーの広告会社としてのノウハウと、ワンストップによる確かな実践力がフルに生かされたものです。

すべてのお客様が通過するチケット売り場の前に設置された、高さ2mを超えるFRP製の犬と猫のキャラクターは、来場者に対するウエルカムの演出装置として、またSNSでの発信や想い出づくりのために数多くのお客様の写真撮影スポットとして、新たな人気者となっています。

多くの方の参加意識を促すためにキャラクター2体のネーミングも広く公募され、1ヶ月で約1000の応募の中から「つっくん(犬)」「らんちゃん(猫)」とその名前が決定。

今後もつくばわんわんランドのシンボルとなって、楽しくお客様を迎えてくれることでしょう。

2期に渡るサイン計画と整備拡充と実施したつくばわんわんランドでは、お客様の快適性をさらに向上させるため、今後も引き続き施設の整備拡充を行っていく予定です。

見るたび行くたびに新しく、より魅力度をアップしていく「つくばわんわんランド」にぜひご期待ください。

エイエイピーでは施設のサイン計画の実施にあたって、まずはその本質と目的を追求しています。

サインとひとことで言っても、そこには人手不足を補うためのサイン、施設のコンセプトをさりげなく伝えるサイン、運営上の課題解決のためのサイン、今後増えていく外国人旅行者に優しいサイン、販促につなげるためのサイン、施設の意匠をさらに生かすサインなどなど、さまざまな目的と狙いが存在います。

私たちはつねに様々な視点に立って幅広い解決策を策定し、お客様の課題や狙いに沿った企画の立案から施工までをワンストップで承っています。サインの刷新や新規サイン計画などのお悩みがあれば、些細なことでもどうぞお気軽にお声がけください。

※2023/10/05公開の記事を転載しています


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