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「Go Toトラベル停止」をバネに!|観光マーケティングプランナーのちょっと視点を変えた連載コラム013

Go Toトラベルキャンペーンが年末から新年11日までストップとなった。しかも1月12日以降どうするかに於いても、「年末年始の状況を判断して…」という何ともボンヤリした予測不可の現状。

12月初旬まで、各処のホテル旅館をお伺いした際には、10月〜11月の入込は、それまでの損失を補填できる明るい兆しも見えていたし、Go Toトラベルが2021年6月まで延長が発表され期限の余裕ができたこともあり、ダムの決壊のように溢れた予約速度もやや落ち着きの兆しをみせた矢先の「停止宣言」だった。

それだけにこのショックは観光業界に大きなヒビをいれた一撃となる。

11月までの状況を鑑みて、多くのホテル旅館では、人員の補填や食材の仕入れの手配等の調整済みの状況だった、「今さら断れないし。」というのが実情なのでは。

さらには、Go Toトラベル停止期間でもありがたく予約を取っていただいたお客さまも現実に何組かはいらっしゃる。そのお客さまに対して休業を申し入れることはさらに難しい。

ホテル旅館は、旅の一日を預かる。お客さまの不都合を招くようなしつらいやおもてなしはあってはならない。結局は少ない組数のお客さまの日でも、ベースとなる経費は掛けなければならない。というのがホンネだと思います。

以下記述するのは、「あくまでもこのGo Toトラベル停止期間も継続させたい。稼働を少しでも上げたい。」というホテル旅館の参考になればと記した内容です。ご参考になれば幸いです。

さて、本題です。【Go Toトラベル停止期間をどうしたらいいか?】という課題。12月28日(月)〜1月11日(月祝)のなかで最も稼働率が低くなるのは、正月休み明けの1月5日(火)〜8日(金)の平日4日間となります。9日(土)〜11日(月祝)の3日間は、Go Toトラベル停止期間でも努力次第では稼働が見込めると考えました。

そこで5日〜8日の平日限定にて、「初売り企画」(例)等と称してGo Toトラベル並みの価格帯の商品企画をWEB発信するのは如何でしょうか。

例えば、稼働させたいお部屋の数をそのまま「1日限定〇室」と銘打ち予約感を促進させる手法なども使いながら。勿論、既にご予約のお客さまには「お料理もお部屋も限定した企画」ということで小さなクレームにも対応することも考慮します。

料理原価はこの時期のみ、やや調整(高めの)は必要と思います。それが、わざわざお申込みいただいたお客さまへの返礼でもあるので。その代わりアメニティ等、普段はやや贅沢かな?と感じていたモノへの経費は極力調整することで。

さらに、これから宿の付加価値を準備できないのであれば、「温泉街の付加価値」/泉質・風情・季節催事・街のお店…など特質ある過ごし方のご紹介なども企画商品とあわせてご紹介することをお忘れなく。実はこれが個人のお客様には大きなフックになります。

この「初売り企画」(例)が準備できれば、仮に1月12日(火)以降Go Toトラベル停止継続という状況になっても、そのまま応用が利きます。

あとは延長期間にあわせて、小さなカスタマイズを行えばよい。国の判断を待ってからバタバタと準備するよりよっぽど早く楽です。

もうひとつの施策としては【年度末の行政関連の予算をいただく】ことも考えられます。これは地域によって行政機関の温度差もあり、温泉街と行政機関との日ごろの関係も大きく関与してきますので一概にとは言えませんが、あたってみる必要はあると思います。

今回のGo Toトラベル停止期間には間に合いませんが、1月12日(火)以降までに予算取りが可能となれば、「○○温泉・冬の応援クーポン」等を表して地域独自の割引クーポン(又は割引企画)を発行することなども可能になるかと考えます。▶割引キャンペーンの一例「月岡温泉・新発田市今得キャンペーン」はこちら

この施策の一番の狙いは、「接点をつくり続けること」にあります。決して「安売りをして稼働をあげる」のが最終目的ではありません。せっかくGo Toトラベルの波によって、新しいお客さまとの接点が強くなってきたのに、外的要因にまかせてその接点をなくす事が、実は一番のチャンスロスになると考えるからです。

もうひとつ、2021年6月に終了するGo Toトラベル以後の対策を内外的にオペレーションしてみる良い機会ととらえて取り組まれるのも一つではないでしょうか。

なんとかこの状況を、知恵と力の結集で乗り切りましょう!

※2020/12/26公開の記事を転載しています


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