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和洋が融合した「次世代ハイブリッド型RYOKAN」。オーシャンフロントを舞台に誕生した、新たなくつろぎのスタイル。

海色・湯の宿 松月がめざした、個人客をもてなす新たな旅館のスタイルとは

鳥取県米子市の北東部、弓ヶ浜の皆生海岸ぞいに位置する山陰最大の温泉地、皆生温泉は「日本の渚百選」や「日本の白砂青松百選」にも選ばれた美しい海岸線を持つ風光明媚な観光地として知られています。

平均客室稼働率90%、JTBアンケートでも94点以上を獲得するなど、この地を代表する旅館として高い評価を得ている「海色・湯の宿 松月」が、2019年5月、新たなコンセプトを持つ新旅館「皆生游月」をグランドオープンしました。

もともと松月は、旧来の団体客向け旅館を個人客向けにシフトしながら、今の地位を築いてきた旅館。それだけに時代の波を越えて変化を重ねていく苦労も多かったと、代表取締役の福元隆司氏は振り返ります。

そんな思いから「いつかは個人客をターゲットとして見すえた、まったく新たな旅館を作りたい」との思いをずっと温め続けてきたのだと言います。

コンセプトは「フロントオーシャンビューの次世代・ハイブリッド型 RYOKAN」

遙かに広がる美保湾を一望できる立地の魅力を最大に活かした客室と大浴場、レストランを有する新旅館、皆生游月のキーコンセプトは、「和(旅館)と洋(ホテル)のハイブリッド」。

全32 室の客室はそのすべてがフロントオーシャンビューで、セパレート型和洋室とテラス温泉露天風呂を持つとともに、全室にツインベッドと和室が備えられ、どの部屋に泊まっても、和のくつろぎ感と洋の高い機能性が両立したハイブリッドな寛ぎを感じ取ることができます。

全室に専用露天風呂を持つ旅館は全国的にも珍しく、中でも海の見える露天風呂付き客室を持つ旅館は、皆生温泉では20%、中四国エリアではわずか0.5%しかありません。

皆生游月はこのエリアで非常に希少で高い競争力を持つ施設を背景に、個人旅行の進化やインバウンドの波及などを見越して、次世代の旅館のあり方の指針のひとつとなる新たな宿の姿を提示してくれています。

高品質なくつろぎをベースとして、スイートルームやプレミア和洋室からスタンダード和洋室まで全7タイプの客室によってお客様お一人お一人のニーズや志向にも応えられるこの旅館。

福元隆司氏の掲げる「愛する人と過ごす特別な一日のための RYOKAN 」を、まさに体現した施設となっています。

インバウンド需要も満たす、絶景のインフィニティ露天風呂「満天の湯」

ぬくもりあふれる温泉の湯面が、まるで大海原の水平線へとそのままつながっているかのような露天風呂。絶大な開放感の中、心からのくつろぎを堪能できるのが、この施設の目玉のひとつでもある眺望大浴場「満天の湯」。

湯船の湯がまるで海に向かって流れ落ちて水平線と融合するような魅力度満点のこのインフィニティ露天風呂は、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズのインフィニティプールをイメージして創りあげられ、温かな湯につかっているだけで自分が海に浮かんでいるような気分をゆったりと満喫することができます。

また内風呂には男湯にドライサウナが、女湯にはミストサウナが併設され、開放感あふれる露天の景観だけでなく、「お風呂」そのものの多彩な楽しみをも満喫することができるよう配慮されています。癒しにこだわった施設はまだまだあります。

神話ゆかりの地である皆生温泉にちなんで「Rebirth」をテーマとした最上階・8階のスパ「floating spa SOLA」では、アーユルヴェーダで「脳のマッサージ」とも称されるヘッドスパ「シロダーラ」などのリラクゼーションを体験でき、まるで重力から解放されてふらふわと宙に浮かんでいるかのような心地よい浮遊感を味わうことができます。

さらに、自慢の温泉水や地酒「稲田姫」の酒粕を用いたフットバスで血行を促進し、ゆったりポカポカと身体を温めるメニューなどが充実。

国内の富裕層にクオリティの高い癒しの時間を提供するとともに、海外からの観光客にとっても唯一無二の体験を楽しめる空間となっています。

食にも新たな価値を創造。フレンチのエッセンスを取り入れた「創作和食とお酒とのペアリング」

メインダイニングは、43 メートルもの長さを誇るフロントオーシャンビューのレストラン「漣」。調理の光景をダイレクトに見ることのできるオープンキッチン方式で、リアリティとエンターテイメント性の感じられる空間で、食事を満喫できます。

ご提供する和食は「朝ごはんフェスティバル」全国 2 位など数々の受賞歴を誇る、高品質な松月の和食をベースに、器や盛りつけなどにフランス料理のエッセンスを取り入れた創作和食。さらにJSA 認定ソムリエやSSI 認定唎酒師などの資格を持つ専門家が複数在席し、彼らのチームが厳選した国内外の数々のワインや、日本酒、焼酎などを、自慢の食事とマリアージュ(飲食同調)させ、旅館の食事に「新たな価値」を創造しています。

新鮮な魚介類をふんだんに使ったユネスコ無形文化遺産の「和食」と、ワインを始めとする各種のお酒とのマッチングは、海外の一流リゾートにも比肩するクオリティを生み出し、海外からの観光客にも日本ならではの歓びを味わっていただける次世代のスタイリッシュな「RYOKAN」像を創りあげています。

高い商品力に、クオリティの高い「松月のおもてなし」を添えて

次世代の旅館のスタイルを確立した客室と露天大浴場、スパやレストランなど、隅々まで配慮のいきとどいた施設設備を通して「本物を知る」国内外のお客様お一人お一人に新たな価値を提供する皆生游月。

さらにインバウンド需要への対応戦略も手厚く、台湾の大学から1年間のインターンシップ生を受け入れるなど様々な施策を導入することで言語をカバーできるスタッフを充実させるとともに、企業としてアジアを中心とした海外客受け入れのスキルを磨くことでインバウンド比率の達成を見込んでいます。

創業 92 年の歴史を持つ松月の「おもてなし」をさらに洗練させることで、海外のマーケットも見すえている山陰の先進RYOKAN 、皆生游月。観光NIPPONの次世代の針路を占う戦略型旅館として、今こそ注目したい施設です。


米子皆生温泉 皆生游月(島根県・米子皆生温泉)

〒683-0001 鳥取県米子市皆生温泉3丁目11−1(Googleマップ
公式サイトはコチラ

※2020/01/09公開の記事を転載しています


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