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がんばろう2024 ~全国観光キーマンからいただいた新年メッセージ~

新年あけましておめでとうございます。令和6年のスタートです。今年はどんな年になりますでしょうか。大いに期待したいところです。

今年も年頭を飾る新春企画として、日々の様々な課題を乗り越えていらした全国観光のトップの皆様から、元気や勇気が出る年頭のメッセージを数多く寄せていただきました。ぜひご一読いただき日々のエネルギーに変えていただけたら幸いです。
※掲載は寄稿順とさせていただきました。


1.鴨川グランドホテル 代表取締役社長 鈴木健史氏(千葉県)

鈴木健史氏

2024年も私たちは高付加価値化・業務の効率化・集客力強化を軸に増収、増益を図ります。昨今の深刻な物価上昇や人手不足に対処する為には相応にADRを上げてゆかねばならず、その為に更なる高付加価値化とレベニューマネジメントの強化を図ります。また大胆な業務フローの見直しにより業務効率を上げ、労務環境の向上に努めます。

2.お宿玉樹 代表取締役社長 関口征治氏(群馬県)

関口征治氏

コロナウィルスの影響がなくなっても家族旅行以外で1部屋に定員でお入り頂くことは難しくなっています。1部屋あたりの売上高を減らさない為にも客単価のアップに取り組むことが大切になりました。インバウントという追い風が吹く中で2024年は個人旅行がさらに活発になることを期待し、果敢に設備投資など攻めの経営をおこないます。

3.ホテル松本楼 代表取締役社長  松本光男氏(群馬県)

松本光男氏

2024年は、これまでコロナ禍で行ってきた各種補助金を使った設備投資を活かして、宿泊単価UPとお客様満足度のUPをしていきます。そのためには更なる人財投資を行なって、スタッフ一人一人の人生を最高に輝かせる宿にして、デジタル化とおもてなしの両立を計りながら、心の経営をして、飛躍の年にしていきます!

4.ホテル銀水荘 代表取締役社長 加藤晃太氏(静岡県)

加藤晃太氏

コロナ終息とともに、観光需要の高まりを感じる一方で、人手不足等の経営課題が顕在化しております。マルチタスクやDX化による生産性の向上はもとより、インバウンド需要に対して、個々の施設だけではなく、地域行政を含めた面的なアプローチを展開していく必要性を感じております。自社の商品力向上だけではなく地域間競争においても優位性を保てる協力体制を築いていきたいと思います。

5.鬼怒川温泉あさや 総支配人 阿久津 正史氏(栃木県)

あさや吹き抜けロビー

旧年中は格別のお引き立てを賜り、 厚く御礼申し上げます。
今年も鬼怒川温泉の美しい自然に囲まれた中で、温泉の癒しと心地よいご滞在をお届けできるよう、より一層のサービス向上に努めて参ります。
また、地域の文化や伝統を大切にしながら、地域とともに歩み、地域の発展にも貢献したいと考えております。
新しい年が皆様にとって幸福と成功に満ちた一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

6.道の駅たがみ協同組合 駅長 馬場大輔氏(新潟県)

馬場大輔氏

竹・筍の名産地 新潟県田上町。2020年、道の駅たがみが開業。放置竹林/地域課題を地域の魅力へ。シビックプライドを育てる地域住民参加型の竹あかりアートプロジェクト『たがみバンブーブー』2022、2023年と実施。2024年、初心を忘れず地域と共に地道に壮大に価値づくり前進します。「はじめる」から「つづける」のステージへ。

7.海辺のかくれ湯清流 専務取締役 塩澤一志氏(静岡県)

塩澤一志氏

国内旅行需要が冷え込み、インバウンド需要の拡大が期待される中、
海外OTAへの取組と日本の旅館ならではの食文化や地域のならではの体験、
心通うおもてなしの提供に磨きに努め、人的サービスの付加価値を高める。
また、DXによる省力化、効率化にも積極的に取り組みつつ、心のつながりを
重視したESを構築する。

8.鳴子ホテル 女将 髙橋弘美氏(宮城県)

髙橋弘美氏

2024年の宿泊業は3年間のコロナ禍を経て、サービスの高付加価値化と従業員への福利厚生の両立はもちろん、それらの「実感」が求められる年です。昨年、当館は創業150周年を迎えることができました。時勢を捉えた改革を実践しながら、先人より受け継いできた伝統を守り、おもてなしの心を大切にお客様をお迎えしてまいります。

9.和泉屋 女将 田崎 久子氏(新潟県)

田崎 久子氏

令和6年は中越地震より20年の節目の年。新型コロナウイルス感染症の5類への移行で、ようやくお客様が動き出したと実感できるようになりました。お客様のニーズの多様化や旅行形態の変化への対応、そして人手不足による「おもてなし」の劣化を防ぐためにもDX化の推進や生産性向上が喫緊の課題です。これから「旅」に求められること、期待されていることを踏まえ、「選ばれる宿づくり」に精進してまいります。

10.篝火の湯緑水亭 若女将 高橋知子氏(宮城県)

高橋知子氏

お宿のおもてなし、お料理、施設など、日本の温泉旅館として古き良きものは残しつつ、今に沿った旅館へと進化をしていかなくてはなりません。人手不足の問題は続きますが、時代をキャッチしながら変化することを前向きに捉え、お客様の受け入れ態勢を整え「緑水亭にまた行きたい」と思っていただける宿を目指してまいります。

11.ホテル華の湯 代表取締役社長 菅野豊臣氏(福島県)

菅野豊臣 氏

個人旅行は堅調。団体旅行は9割程度戻り、インバウンドは安定した入り込みとなる。社内では生産性向上の施策により、固定費は抑制されますが、優秀な人材の確保、エネルギー価格高騰が課題。売上UPのため高付加価値商品の整備も実施。食は県産品、常磐ものをさらに活用し、若手調理人の技術向上の場としても貢献したいです。

12.ホテル金波楼 代表取締役社長 今津一也氏(兵庫県)

今津一也 氏

非力だと登り切れない曲がりくねった上り坂でのパワー勝負。一直線の登り勾配ではないので、ハンドル操作を間違うと崖下に転落もある。異業種からの参入や競合もあり、なにで削られるかわからないので、必要な時に踏み込めないとタイムも伸びない。だけど、どこまで登りなのかピークが見えないので少し余力を残した丁寧な運転が必要な年。と見ています。

13.ホテルニューアワジグループ 社長 木下学氏(兵庫県)

木下学 氏

ホテルニューアワジグループでは近年経営戦略で注目されている多様性・公正性・包括性を背景に国籍、年齢、性別を問わず、社員全員が活躍できる組織を目指しています。互いに認め合うことでチーム力の高い組織となり、それはお客様の満足向上につながります。そんな社員が中心になって活躍する1年にしたいと思います。

14.鬼怒川グランドホテル夢の季 代表取締役社長 波木恵美氏(栃木県)

波木恵美氏

旅館は今やお客様も従業員も食材も資材も皆、海外からの影響を多大に受けている。今後はおもてなしスタイルばかりでなく外資系ホテルの進出により日本の宿泊業全体も大きく変化するだろう。当館は2024年も、旅館の価値を一から見直す事が必要な年と位置付けている。

15.舌切雀のお宿 ホテル磯部ガーデン 社長 櫻井太作氏(群馬県)

櫻井太作 氏

コロナが5類になった令和5年5月8日、未だ、公共交通機関の利用時にマスクをしている方がいます。大型バスで来館されるお客様も1/4くらいマスク着用。コロナ時に、『傷ついた自館の人員体制の修復とコロナ時の借入金の返済と自館の得意なお客様に対して、コツコツ営業して宿泊増をねらう24年になりそうです。

16.不死王閣 取締役 谷向 哲也氏(大阪府)

谷向 哲也 氏

コロナ禍を経て予約のスタイルが、電話やリアルエージェント経由からネット予約に大きく移行し、今まで時間を要していた対応時間を軽減することが出来ました。今後、人件費的にもネット予約を加速させていきたいと考えています。また、昨年オープンしたペットフロアも順調で、高単価が見込まれることから露天風呂付き客室の充実など高質な商品を構築していこうと思います。インバウンド客に関しては、ただ集客するのではなくお客様の満足度を向上させ、客数アップではなく単価アップを目的として取り組んでいきます。

17.戸田家 執行役員統括支配人  加藤直広氏(三重県)

加藤直広氏

今年度のテーマですが、人材不足の運営において、いかにお客様満足度をあげ、対応していくかにあります。その一つは外国人労働者の活用で、戸田家は今年、8か国50名の外国人が勤務します。職種もフロント、客室、レストラン運営、厨房等経験やスキルに応じて配属します。また、ここ数年、補助金等の活用で主に客室の高質化を図っています。日本人を含めた優秀な人材を確保する意味でも収益の改善を図り、サービスレベルの高い旅館を目指していきます。

18.ホテル清風苑 女将  樋口智子氏(新潟県)

樋口智子氏

新年明けましておめでとうございます。
昨年は、施設は高付加価値化の設備投資、料理では新潟ガストロノミーアワード受賞、社内体制ではDXの推進対応など節目となる出来事の多い1年でした。コロナが5類に戻った今、あらためて「日本の文化」「おもてなしの心」を守り、オリジナルへと昇華させる決意で邁進してまいります。

19.堂ヶ島ホテル天遊 会長  加藤賢二氏(静岡県)

加藤賢二氏

AI、インバウンド、人材不足など新しい時代を見通すワードは数々ありますが、機械化が進んでも大切なのは「心」・「思いやる心」。「真心」は人にしか提供できないもの。お客様の安心安全を願い、お客様の幸せと従業員の幸せをともに望む心。心の価値を「心価(しんか)」と名づけ、旅館業もチャレンジ、進化していかなければと考えています。

20.糸魚川市観光協会(地域DMO) 副会長 清水靖博氏(新潟県)

清水靖博氏

新潟県糸魚川市で道の駅マリンドリーム能生を運営しています。立ちあがったばかりの糸魚川DMO運営にも携わっており、両方の立場で地域と産業等の活性化を目指すべく様々な企画を実行できるよう検討中です。コロナ禍で応援やご協力いただいた皆さんを大切に、地域の期待に応えるべく努力する年になると思っています。また、産学官連携や広域連携策にも積極的に取り組みたいと考えています。

21.旬景浪漫 銀波荘 専務取締役 安藤壽子氏(愛知県)

安藤壽子氏

2024年は観光需要の復活を機にお客様満足度を向上させることで、宿泊単価の向上と収益の改善を目指したい。そのためには、高付加価値の商品開発を継続し、DX化や業務の見直しを行うことで生産性を向上させる必要があります。また、地域との連携を強化し、積極的に取り組むことで、確実に進展する年にしたいと思っています。

22.遠鉄観光開発(株) 代表取締役社長  森下忠康氏(静岡県)

森下忠康氏

本年はコロナ禍での引き算の運営から「足し算」の運営で前進してまいります。顧客創造に向けた付加価値の足し算と、人間力向上の為の人財育成を足し算。この足し算の積み重ねで、社員全員で目線を合わせている志=「私たちが提供する旅の力を磨き続ける事で社会に貢献する」を実践してまいります。

23.びわこ緑水亭 社長 金子憲明氏(滋賀県)

金子憲明氏

コロナが明け、宿泊業界を含め経済全体が上昇傾向であることを認識し、宿泊単価増が見込める外国人に重きをおいたビジネス展開をおこなっていきます。外国人が旅館に対して本当に望んでいる事を分析し、それを商品化していく必要があります。それには人的サービスも不可欠な要素で、私どもは変革を恐れずサービス向上に向け努力を重ねてまいります。


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