マガジンのカバー画像

リノベーション

31
「設計会社や施工会社にはないアイデアが欲しい」、「改装するのに面白い企画が欲しい」「サインに一貫性なくデザインも古い」、「館内装飾の提案が欲しい」の声にお応えする形で生まれた、小… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

温泉街の美観を損ねていた空き家をドライフルーツの専門店として再生、月岡温泉街10店舗目の改装事例

月岡温泉の旅館ホテルの若手経営者らが温泉街活性化をめざして2014年に結成したミライズでは、設立以来、1年に1店舗のペースで温泉街の空き家や空き店舗を改装し、これまでに9つの店舗をオープンさせてきました。 そして2023年12月に記念すべき10店舗目となる「新潟ドライフルーツ&ベジタブル恵(MEGUMI)」が誕生。 1.温泉街の美観をそこねていた空き家を、地産ドライフルーツの専門店として再生月岡温泉旅館組合では、2014年に開湯100周年を迎えたことを機に、温泉街活性化を目

エイエイピーが新たに、女性・ファミリー層に向けた商品・サービス開発の伴走支援業務「イコイワークス」をスタートしました

観光・旅行のマーケットにおいて、女性の動向が大きなカギを握るようになってから久しくなります。 これに伴ってこれまでに女性向けの新施設や商品企画も数多く誕生してきていますが、しかしその商品は真に女性の目線に立って開発され、また女性の共感を得ることができているでしょうか。 そこで株式会社エイエイピーでは、このほど女性やファミリー層に向けた商品・サービス開発を伴走支援する「イコイワークス」を新たにスタートさせました。 1.女性の“憩い” の場から生まれた新発想ビジネス、「イコ

「光の演出」によるナイトタイムの魅力度向上で地域観光を活性化-びわ湖大津観光協会【旧竹林院ライトアップ事業】

豊かな自然と歴史ある建造物をライトアップすることによって大津の夜をより魅力的なものへと生まれ変わらせ、大津市のイメージアップと観光事業の活性化を図ること。 これを目的として、令和5年夏に公益社団法人びわ湖大津観光協会の主催による旧竹林院のライトアップ事業が行われました。 例年は紅葉シーズンに行われている定番の催しですが、夏の開催は今回が初めて。 去る7月29日(土)~9月3日(日) の土・日・祝日、及び8月14日~16日の計16日間に渡って開催された「光の演出」による夜

伊豆リゾートヴィラに、カピバラと泊まれる「アニマルヴィラ&BOOKカフェ」が誕生

株式会社 伊豆バイオパークが運営する伊豆リゾートヴィラ(旧伊豆稲取スポーツヴィラ)が、既存宿泊施設を一部改装。 2023年9月2日に、カピバラと泊まれるアニマルヴィラ(3室)を新規オープンしました。 カピバラと一緒の旅時間を満喫できる施設には、併せてお気に入りの本とともに充実した時間を楽しめる「bookカフェ」も新設。 旅の魅力にプラスアルファの楽しさを添えた、新たな宿泊空間が誕生しました。 1.企画提案からプロデュースまでの経緯 エイエイピーでは長年にわたって、伊豆リ

関東最大級のペットのテーマパーク、つくばわんわんランドが新たなサイン計画を実施、企画から製作まで長期的な視野に立つプロデュース事例

関東最大級のペットのテーマパーク、つくばわんわんランドが新たなサイン計画を実施、企画から製作まで長期的な視野に立つプロデュース事例 1996年に開業したつくばわんわんランドは、茨城県筑波山のふもとにある犬と猫とのふれあいをテーマとした人気レジャー施設で、つくば国際ペット専門学校や、わんわんメモリアルパークを併設するなど、ペットに関わる事業を総合的に展開しています。 グレートデーン、ボルゾイなどの大型犬から、シーズー、ミニチュア・ピンシャーのような小型犬など、約90種5

マーケットを牽引するシニアに支持されるために。「ユニバーサルデザイン」と「バリアフリー」を意識したリノベーション例

超高齢化社会に突入している日本の総人口は、2018年10月時点の時点で1億2,640万人余り。 そのうち前期高齢者と呼ばれる65~74歳の方は約1,760万人(男性・約840万人、女性・約920万人)、75歳以上の後期高齢者の数は約1,798万人(男性・約706万人、女性・約1,092万人)。高齢者人口の合計は約3,558万人と、すでに総人口の28.1%を占めるまでに至っています。 過去を振り返ると昭和25(1950)年時点では65歳以上の人口は総人口の5%にも届いていま

コンセプト立案からプロデュースまで、 遊休スペースを活用したライブラリー空間のご提案

※本記事はプロモーションを含みます。 新型コロナウィルス感染症の大きな影響を受けた観光業界では、ここに来てこれまでになかった新たな潮流が次々と生まれはじめています。そのうちのひとつが現状のオーバーツーリズムを解決しようとする流れです。 このテーマを検討する宿泊施設にとっては、これまで以上に滞在を楽しめる空間づくりや、温泉や料理だけではない新たな付加価値の創造など、広義のサステナブルツーリズムへの対応を進めることが具体的な課題として挙げられます。 星野リゾートの「地域特性

【観光革新プロジェクト】次世代のサクセスに向けて、 エイエイピーが事業を再整理

株式会社エイエイピー 専務取締役 須田紀哉 個人客化やデジタル化、コロナなどによって時代が大きく動いている今こそ、「これまで」ではなく「これから」に目を向けたイノベーションのチャンスです。 次世代の観光のあるべき姿を指針として打ち出し、旅館ホテルビジネスの活性化をめざすために、「観光革新」プロジェクトを立ち上げたエイエイピー。このプロジェクトのシリーズ記事第一弾として、プロジェクト推進リーダーである株式会社エイエイピー須田紀哉専務取締役がその目的と取り組みについて語ります

補助金を活用して個室食事処を整備。 さらなる高付加価値・高単価の宿へ -静岡県河津町・今井浜温泉「かね吉一燈庵」-

静岡県河津町・今井浜温泉の「かね吉一燈庵」は、今井浜海岸がすぐ目の前に広がる好立地で、1972年に「かね吉」として創業。2005年には「かね吉一燈庵」へとリニューアルし、リピーターを始めとする多くのお客様にこよなく愛されています。 そんなかね吉一燈庵がこのほど、既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業「災害時避難者受入施設支援事業」の補助金を活用して、お食事処の改装を行いました。 1.個室食事処の拡充で、宿のさらなる高付加価値化を推進かね吉一燈庵はこれまで全20室の旅館とし

秋冬のイベントや催事に合わせて、季節感あふれるリーズナブルな会場演出を行いませんか〜堂ヶ島ニュー銀水「夏期限定ビュッフェ会場」の装飾・演出事例をご紹介〜

夏のハイシーズン真っ盛りですが、早くも次の施策として秋冬バイキングなどの実施をご検討している旅館オーナー、担当者も多いことと思います。 しかし会場装飾を考えるに当たって、地域の特色や季節感、催事のテーマをどう展開・演出するか、また限られた予算内でどんな装飾や演出が可能かなど、具体化する際にはあれこれと悩みや課題もつきまといます。 そんなお悩みをお持ちなら、ぜひ旅館ホテル業界で長年の実績を持つエイエイピーにご相談ください。 豊富なノウハウをもとに、貴館のコンセプトに沿って

「それは、ホントに新しいのか?」広告会社が考えるリノベーションの成功思考

これまでの常識から脱却し、次の時代に向けて旅館ホテルの新たな姿を確立するために、株式会社エイエイピーが立ち上げた「観光革新」プロジェクト。 旅館を熟知したエイエイピーだからこそできる、この革新への伴走型支援についてのシリーズ記事第6弾として、今回はリノベーションプロデュースについてご紹介します。 ※当記事は、エイエイピーのリノベーションディレクター第一人者に寄稿いただきました。 ■暗中模索中に「気配がおきない」施策街おこしに正解はない。 リノベーションというと施設の改装を

地域の恵みとお客様への感謝を込めて、観光庁「宿泊施設バリアフリー化補助金」を活用した、阿賀のめぐみ望川閣のリニューアル事例

阿賀野川の河畔に花々が彩る宿が、地域への熱い想いを込めて雄大に流れる阿賀野川の河畔にある咲花温泉。美肌の湯としても知られる源泉のかけ流しを楽しめる、阿賀のめぐみ望川閣がお客様への心配りに満ちた最上級のおもてなしをご提供するため、2020年3月に新たな和モダン客室2室をオープンさせました。その名は「寛庵 くつろぎあんinspired by 亀田縞」。 車椅子のお客様でも何不自由なく気軽におくつろぎいただけるよう、両室ともバリアフリー仕様。お部屋の意匠には地域伝統の亀田縞をモチ

お客様が自ら足を運びたくなる新たな食事会場の創造「大沢温泉リノベーション事例」

変化するお客様のニーズに合わせ、サービスを効率化する新たな施設づくり花巻市の奥座敷として1200年もの歴史を誇る宮澤賢治ゆかりの温泉、大沢温泉。「大沢の湯」をはじめ、レトロモダンな「薬師の湯」、静かな里山のいで湯など6つの湯を持つこの宿は、和の佇まいも美しい和風旅館と湯治場という2つの顔を持ち、岩手の優しい四季の中で心も身体も癒される特別な時間が流れる老舗として親しまれてきました。 そんな大沢温泉は長年に渡ってお部屋だしの夕食を売りとしてきましたが、シニアの旅行者やペット連

【速報】補助事業採択が有利に!「観光施設における心のバリアフリー認定制度」をご存じですか?

ますます高齢化が進む日本において、今や高齢の方や障碍をもつ方の割合は人口の3割を超えるまでに達しています。特に観光においては、その同行者にこうした方々が含まれることを考えると、人口のおよそ6割を超える一大マーケットとして捉えることができるでしょう。 昨今は、車椅子用のスロープやフロアのフラット化、手すりの設置など、観光施設におけるハード面でのバリアフリー化が一般に広く普及してきていますが、サービスなどのソフト面に関してはまだまだ手探りだと言えるのではないでしょうか。 そこ