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まちおこし

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「まちづくりって何から始めるのがいいの?」、「売店商品がマンネリ、売れない、いい特産品あるのに」/「修景・着地・絵創」で温泉地プロデュース、「地域商品」開発・ブランディング支援の… もっと読む
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記事一覧

ユニークな取り組みで新たな地域価値を創り、未来を拓く-オープン以来好調を続ける道の駅たがみの視点とは?-

Vol.26 道の駅たがみ・駅長 馬場大輔さん 新潟市の南東に位置し、のどかな田園風景が広がる新潟県南蒲原郡田上町。 人口1万人あまりのこの小さなまちに2020年10月に誕生したのが「道の駅たがみ」です。 「地域の価値を創り、その誇りを未来へ継承する」ことを願って、単なる観光スポットではなく地域価値向上のための新たな舞台として位置づけたこの道の駅では、これまでに田上町特産の竹を活用した「竹あかり~たがみバンブーブー~」などを始めとするユニークで多彩な交流イベントの数々を積

地域共創による各地のオリジナル企画が大集合した「おらが町プロジェクト」を展開中! -ホテルウィングチェーン‐

北は北海道から南は九州鹿児島まで、全国で39施設・5,166室を運営するホテルグループのホテルウィングチェーンおよびテンザホテルでは、2021年8月からそれぞれの地域との連携を強化した「おらが町プロジェクト」を実施しています。 地域の魅力を熟知した各地のスタッフが「わが町を盛り上げたい」「この町をもっと知ってもらいたい」と意欲的な工夫を凝らし、それぞれのホテルの顧客層に向けた多彩な宿泊プランやサービス、オリジナルグルメなどを開発して大きな話題となっています。 1.地域に根

『稼ぐ仕組み』を構築して、DMO・観光協会の自立運営を支援する! 「着地型旅行商品造成 ・販路拡大パッケージ」

観光振興を通じて地域の活性化を図り、各地でその大きな存在感を示しているDMO。 全国には個性的な取り組みによって地域に大きな効果をもたらし、広く注目されている団体ももちろんあるものの、大半のDMOでは「地域資源をどうしたら収入に結びつけられるか?」という共通の悩みを抱えているのが現状ではないでしょうか。 高齢化や人口減少、人材の獲得など困難な状況下にあってもつねに安定運営できるDMO・観光協会であるためには、安定した収入を確保することが何よりも重要なポイントのひとつです。

【観光革新プロジェクト】次世代のサクセスに向けて、 エイエイピーが事業を再整理

株式会社エイエイピー 専務取締役 須田紀哉 個人客化やデジタル化、コロナなどによって時代が大きく動いている今こそ、「これまで」ではなく「これから」に目を向けたイノベーションのチャンスです。 次世代の観光のあるべき姿を指針として打ち出し、旅館ホテルビジネスの活性化をめざすために、「観光革新」プロジェクトを立ち上げたエイエイピー。このプロジェクトのシリーズ記事第一弾として、プロジェクト推進リーダーである株式会社エイエイピー須田紀哉専務取締役がその目的と取り組みについて語ります

「地域共生・連携」をテーマとして展開する、オリジナル商品の開発&プロデュース

地域のほとんどの生産者は、商品の品質そのものには大きな自信を持ちながらも、それを広く流通させるためにはどうしたら良いのかという販売面での課題に直面しています。 またその一方で宿泊施設などの観光施設においても、商品の訴求力不足やマンネリ化などに代表されるように、地域産品を魅力的なオリジナル商品へと結実させるためのノウハウがないことを嘆いているのが実情ではないでしょうか。 そこで今回の観光革新シリーズ記事ではこの点に着目し、株式会社エイエイピーによるオリジナル商品の開発&プロ

会津若松の東山温泉・芦ノ牧温泉の両温泉が、「温泉地域景観創造ビジョン」の2022年度事業をスタート

【今リポ!】今、伝えたい!最前線レポート Vol.013 東北の名湯として長い歴史と人気を誇る会津若松市の東山温泉、芦ノ牧温泉が、地域の景観を整備することで新たなにぎわい創生のために策定したのが、昨年度にもリゾLABでご紹介した「温泉地域景観創造ビジョン」。 このほど、当プロジェクトの2022年度事業を具体的に展開しました。 1.2022年度事業「温泉地域景観創造ビジョンアクションプラン策定業務」の遂行東山温泉では2022年5月より、芦ノ牧温泉では同じく6月よりそれぞれ

観光まちづくりを成功に導く、ユニークな3つのキーワードを徹底解説

これまでの常識から脱却し、次の時代に向けて旅館ホテルの新たな姿を確立するために、株式会社エイエイピーが立ち上げた「観光革新」プロジェクト。 旅館を熟知したエイエイピーだからこそできる、この革新への伴走型支援についてのシリーズ記事第四弾として、今回は「修景・着地・絵創」まちおこしプロデュースについてご紹介します。 ※当記事は、エイエイピーのまちおこしプロデューサー第一人者に寄稿いただきました。 1.「迷わせない」知り合いを訪ねて、知らない街に訪れたとしましょう。 どうも

会津若松の東山温泉・芦ノ牧温泉が、次代のにぎわい創造に向けて「温泉地域景観創造ビジョン」を策定

【今リポ!】今、伝えたい!最前線リポート Vol.008 自然と歴史が美しく融和する福島県会津若松市は、国内を代表する観光地のひとつで、二つの湯の町を持つ温泉郷としても知られています。 会津若松市の中心地から車でわずか10分程の場所に位置する東山温泉は名僧・行基によって発見されたと言われ、奥羽三楽郷にも数えられる歴史ある温泉郷。竹久夢二や与謝野晶子などの文人・墨客にもこよなく愛され、春は桜、初夏の新緑、秋は紅葉、冬の雪見風呂。四季折々の自然の魅力で数多くの観光客を魅了し続

地域おこし協力隊員が、島の観光活性化と情報発信で活躍!-志摩市渡鹿野島-

三重県志摩市にある小さな島「ハートアイランド」渡鹿野島は、伊勢志摩のほぼ中心に位置することから主要観光施設へのアクセスも良好で、例年6万人~8万人もの家族連れやご夫婦、若者たちが、豊かな大自然の中で癒やしの時間を過ごすために訪れています。 そんな渡鹿野島にこの4月から島の地域振興を担当する「志摩市地域おこし協力隊」の新メンバーが着任。島の魅力を全国に発信するとともに島の賑わい醸成に活躍しています。 1.志摩市地域おこし協力隊とは地域おこし協力隊とは総務省が推進している取り

月岡温泉×ミライズ、9例目の空き家再生店舗 「新潟ローストPremiumCanele 煎 IRU」が誕生

全国各地の観光地でも、空き家によって景観が悪化したり、それに伴ってエリアの魅力度が下がったりなど、街並み環境や景観の維持向上に苦慮している観光地は多いことでしょう。 そんな中、月岡温泉では2014年から空き家や遊休地の再生によって新たな魅力を創生しようという事業が進んでいます。 新潟の名産である日本酒をテーマとした「蔵」を皮切りに、これまでの8年間に毎年1店舗のペースで「蔵」「旨」「田」「香」「米」「実」「甘」「和」と計8つの店舗の開発実績を積み上げながら、温泉街に風情あ

ダム完成によって新たな一大レジャーエリアが誕生!注目すべき八ッ場ダム観光と今後の展望は?

【今リポ!】今、伝えたい!最前線リポート Vol.005 群馬県吾妻郡長野原町と東吾妻町にまたがり建設された八ッ場ダム(やんばダム)は、洪水から暮らしを守るとともに関東1都5県の水需要を支えることを目的として、利根川の水系・吾妻川の中流部に建設された高さ116mの多目的ダムです。 2020年(令和2年)4月に運用を開始したこのダムによって、この地域に「八ッ場あがつま湖」を中心とした一大観光レジャーゾーンが一気に完成することとなりました。 1. 治水機能に加え、観光の側面

昇る龍のように、名古屋から能登へ。 日本の魅力を凝縮した「昇龍道ドラゴンルート」誕生秘話

vol.012 一般社団法人 昇龍道ドラゴンルート推進協議会 理事長  多田邦彦 ゴールデンルートに並ぶ観光ルートとして、観光ニッポンの多彩な魅力を世界に発信する「昇龍道ドラゴンルート」。日本のインバウンド隆盛に先がけて開発されたこのルートの発案者であり、また商標所持者でもあるのが一般社団法人昇龍道ドラゴンルート推進協議会理事長の多田邦彦さんです。 日本有数の観光資源を有する中部エリア・北陸エリアの知名度と魅力を、主に中華圏を中心として広く世界にアピールしインバウンドを拡

私たちはこうして新型コロナショックを乗り越えた。一斉休業から再開まで 〜新潟県月岡温泉の事例〜

【今リポ!】今、伝えたい!最前線リポート- Vol.001 月岡温泉ホテルひさご荘 代表取締役 月岡温泉観光協会会長 月岡温泉旅館協同組合理事 小竹英之 旅館・ホテル業界に大打撃を与えた新型コロナウイルス。そんな中で温泉街が一体となって休業を宣言し、水面下では再開に向けたキャンペーンの準備を粛々と進め、営業再開直後から大きな反響を得た温泉街があります。 今回は、冷静な判断と迅速な行動で新型コロナに対応した新潟県の月岡温泉にフォーカス。同温泉旅館協同組合理事で「ホテルひさ

旅の拠点としての宿の魅力が大幅アップ! ヤマハの電動アシスト自転車リースシステム「パスクル」

多くの観光地が抱える課題のひとつに数えられるのが、来訪した旅行者の滞在時間をいかにして延ばすかという点です。より快適にお客様に様々なスポットを巡っていただき、現地にできるだけ長く留まってもらうことで観光消費の拡大につながります。 そんな地域周遊のカギとしてクローズアップされるのが電車・バス・タクシー・自転車などのいわゆる二次交通。 そこで今回は来訪客の周遊需要を拡大するために電動アシスト自転車のリースシステム・ヤマハ「パスクル」を導入した、甲府市観光協会の事例を紹介します