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まちおこし

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「まちづくりって何から始めるのがいいの?」、「売店商品がマンネリ、売れない、いい特産品あるのに」/「修景・着地・絵創」で温泉地プロデュース、「地域商品」開発・ブランディング支援の…
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観光まちづくりを成功に導く、ユニークな3つのキーワードを徹底解説

これまでの常識から脱却し、次の時代に向けて旅館ホテルの新たな姿を確立するために、株式会社エイエイピーが立ち上げた「観光革新」プロジェクト。 旅館を熟知したエイエイピーだからこそできる、この革新への伴走型支援についてのシリーズ記事第四弾として、今回は「修景・着地・絵創」まちおこしプロデュースについてご紹介します。 ※当記事は、エイエイピーのまちおこしプロデューサー第一人者に寄稿いただきました。 1.「迷わせない」知り合いを訪ねて、知らない街に訪れたとしましょう。 どうも

4人の女将が力を合わせて開発した旅館オリジナル商品の草分け「なにわの女将の牛すじカレー」とは

皆さんは大阪の旅館4館の女将さんによって商品開発された「なにわの女将の牛すじカレー」をご存じでしょうか。 不死王閣、南天苑、大和屋本店、不動口館という、大阪でいずれも名のある旅館の4人の女将が開発したこのレトルトカレーは、2014年の発売。 今でこそ旅館の独自開発商品や各旅館による協業なども一般的になってきましたが、まだまだそうした動きが珍しかった当時、旅館の女将グループによる新たな取り組みとして大きな注目を集め、大小数々のメディアでも積極的に紹介されました。 その結果

【祝・受賞】佐渡金銀山PR動画が「地域プロモーションアワード2021 ふるさと動画大賞」の優秀賞に!

全国143点の応募作品の中から、新潟県の自治体として初の受賞!以前リゾLABでも特集した新潟県佐渡市のPR動画「SADO GOLD & SILVER MINES For all Tourists」が、新潟県の自治体としては初めて、「地域プロモーションアワード2021 ふるさと動画大賞(第3回)」にて優秀賞を受賞しました! この賞は、地域の魅力を発信する優れたPR動画を表彰するために一般財団法人地域活性化センターが主催するもので、自治体が地域プロモーション動画として制作、推薦

「光の演出」によるナイトタイムの魅力度向上で地域観光を活性化-びわ湖大津観光協会【旧竹林院ライトアップ事業】

豊かな自然と歴史ある建造物をライトアップすることによって大津の夜をより魅力的なものへと生まれ変わらせ、大津市のイメージアップと観光事業の活性化を図ること。 これを目的として、令和5年夏に公益社団法人びわ湖大津観光協会の主催による旧竹林院のライトアップ事業が行われました。 例年は紅葉シーズンに行われている定番の催しですが、夏の開催は今回が初めて。 去る7月29日(土)~9月3日(日) の土・日・祝日、及び8月14日~16日の計16日間に渡って開催された「光の演出」による夜

温泉街の美観を損ねていた空き家をドライフルーツの専門店として再生、月岡温泉街10店舗目の改装事例

月岡温泉の旅館ホテルの若手経営者らが温泉街活性化をめざして2014年に結成したミライズでは、設立以来、1年に1店舗のペースで温泉街の空き家や空き店舗を改装し、これまでに9つの店舗をオープンさせてきました。 そして2023年12月に記念すべき10店舗目となる「新潟ドライフルーツ&ベジタブル恵(MEGUMI)」が誕生。 1.温泉街の美観をそこねていた空き家を、地産ドライフルーツの専門店として再生月岡温泉旅館組合では、2014年に開湯100周年を迎えたことを機に、温泉街活性化を目

次世代の観光体験を実現!電動モビリティで地域活性化をサポート

1.新しい次世代ツーリズムの誕生株式会社マスヒロは、電動モビリティの導入・活用を通じて、地域創生と観光革新を実現するための取り組みを進めています。同社は「物」から「事」への転換を理念に掲げ、心に響く『事』の創造に注力しています。 具体的には、電動モビリティを活用した二次交通の課題解決と観光コンテンツ造成支援の同時ソリューションで、同社独自に開発した「次世代ツーリズム」は、インバウンド観光にも対応できる仕様に工夫されています。 2.体験から体感への進化「旅」が単なる体験か

「その旅に物語を」、多彩なデジタルソリューションで地域観光をマネタイズする多機能アプリ「Pokke」に大注目!

全国各地の観光関係者にとって、地域振興を図りたいが、解決が難しい課題の数々がどうしたらクリアできるのかは最大の悩みの一つ。 さらにはそのための予算繰りにもアタマを悩ませているというのが実情ではないでしょうか。 そんな方にぜひご検討いただきたいのが、今回ご紹介する多機能アプリ「Pokke」です。 1.観光シーンのさまざまな悩みを解決!多彩な機能を備えたアプリ「Pokke」とは 「日本中の物語を伝えたい」というテーマを掲げるPokkeは、日本の各地に眠っている魅力的な観光要素

「それは、ホントに新しいのか?」広告会社が考えるリノベーションの成功思考

これまでの常識から脱却し、次の時代に向けて旅館ホテルの新たな姿を確立するために、株式会社エイエイピーが立ち上げた「観光革新」プロジェクト。 旅館を熟知したエイエイピーだからこそできる、この革新への伴走型支援についてのシリーズ記事第6弾として、今回はリノベーションプロデュースについてご紹介します。 ※当記事は、エイエイピーのリノベーションディレクター第一人者に寄稿いただきました。 ■暗中模索中に「気配がおきない」施策街おこしに正解はない。 リノベーションというと施設の改装を

【観光DX】入門編!まずは手持ちのイラストマップのデジタル化から始めませんか?

ネットを始め社会的なデジタル化の浸透普及に伴って、旅行者の行動もこれまでとは大きく様変わりしてきています。そんなマーケット動向を踏まえ、旅化・ホテルでもいわゆる「観光DX(デジタルトランスフォーメーション)」が急務となっています。 しかしながら日々刻々と新たなツールが開発され、デジタルを取り巻く状況が次々と変わる中、ひと言で観光DXと言っても、どこから手を付けたら良いのかで迷ったり、導入のための予算や手間などのハードルが高くなかなか本気で踏み出せないという旅館ホテルも多いこ

「予約番」のポータル機能を利用して、観光協会やDMOの公式サイトから直接旅館ホテルの予約を!

※この記事にはプロモーションを含みます。 コロナ禍以前に比べて、地域のホテル旅館の倒産や廃業、入込客の減少などによって観光協会費や旅館組合費が目減りし、観光振興の財源確保が困難になっているエリアが増加しています。 これを改善するためには、入湯税の増税、ふるさと納税返礼品の新開発、地域産品を販売するECサイトの立ち上げや運営、新たな着地型旅行商品開発・販売などがあげられますが、これらの対策はそれなりに時間と手間がかかってしまいます。 こうした中でもっとも手早く効果的なアク

五感に訴える映像美で「SADO」の魅力を世界に発信

海外から注目される日本の魅力とは?近年は観光立国を国策のひとつとして「クールジャパン」を掲げてきた日本。これまでに行ってきた多彩な施策やPRの奏功もあって、海外から日本を訪れる観光客は年々増加の一途を辿ってきました。 今回のコロナ禍にあって、この勢いが残念ながら一時的にストップしてしまってはいますが、それでも日本は今や世界でもっとも注目される渡航先のひとつであり、近い将来の終息後には必ずや再び数多くの旅行客が訪れるようになることに疑いの余地はありません。 中長期視点に

「新潟から世界へ」をコンセプトに、日本酒の文化と魅力を発信する国際交流プロジェクト「Niigata SAKE Lovers」

トップランナー Vol.28 Niigata SAKE Lovers 代表 デュケット智美さん 『新潟地酒を愛でる会』という名称で2013年にスタートした、日本酒文化国際交流プロジェクト「​Niigata SAKE Lovers」。 新潟の地酒と酒文化について学び、それらを『愛でる』という思想に共感したメンバーが国を越えて集まり、日本酒文化の育成や啓発、また海外への情報発信など幅広い活動に取り組んでいます。 このNiigata SAKE Loversの代表を務めるのが、

宿泊税とは?なぜ?|目的・入湯税を含めた導入自治体の使い道例を一挙公開

私たちがホテル・旅館などの宿泊施設や温泉施設を利用する際、地域によって宿泊税・入湯税を支払うことがあります。 宿泊税・入湯税がどの地域で何のために導入され、何に使われているかを知っておくと便利でしょう。 宿泊税とは宿泊税とは、ホテルや旅館を利用する際の宿泊料金に応じて課税される税金のことです。 支払った税金は、各自治体の観光業において、サービスの向上や魅力の発信など、さまざまな用途で使用されます。 宿泊税は地域によって支払う税額が異なります。 例えば、東京都の場合は、

ユニークな取り組みで新たな地域価値を創り、未来を拓く-オープン以来好調を続ける道の駅たがみの視点とは?-

Vol.26 道の駅たがみ・駅長 馬場大輔さん 新潟市の南東に位置し、のどかな田園風景が広がる新潟県南蒲原郡田上町。 人口1万人あまりのこの小さなまちに2020年10月に誕生したのが「道の駅たがみ」です。 「地域の価値を創り、その誇りを未来へ継承する」ことを願って、単なる観光スポットではなく地域価値向上のための新たな舞台として位置づけたこの道の駅では、これまでに田上町特産の竹を活用した「竹あかり~たがみバンブーブー~」などを始めとするユニークで多彩な交流イベントの数々を積